小さな塾でも開業から6ヶ月で”安定収入”を手にする秘訣を伝授!
Feb 23, 2023「スモールスタートで個人塾を開業したい」
「コストを抑えて自室での開業を検討している」
「小さな塾でもやっていけるのか知りたい」
このようにいつかは自分で事業を始めたいと考えている方の中には、小さな塾でもいいから早くスタートしたいと思っている方は意外と多いはずです。少子化が進む中、コロナの影響もあり個人塾の廃業も多い時期がありましたが、2021年以降は学習塾の受講生数が伸びているという結果が「特定サービス産業動態統計」でわかっています。
子どもたちは自宅学習でリモート授業を経験したことがキッカケで、対面授業だけでなくリモートを取り入れる学習塾が増えたと言われているのです。学習塾と言えば、大きな教室に生徒を集めて集団授業することが当たり前とされてきましたが、個別授業にも重きが置かれるようになってきているため、テナントのスペースによらない塾の運営方法でも安定した収入を得ることができるでしょう。
そこで、今回はスモールスタートで塾の経営を安定させたいと考えているあなたに、開業から6カ月で安定収入を手にする秘訣を詳しく解説していきます。
小さな塾の開業で成功する人の特徴とは?
小さな塾の開業で成功する人の特徴は至ってシンプルで、小さな個人塾だからこそできる強みを活かし、それを継続できる人です。塾業界は現在、大きな変革期に入っており、従来のやり方では人を集めづらくなっています。ゆえに変化に対して柔軟に対応しているか否かも重要なポイントです。
実際に成功する人は以下3つの点をクリアしている方がほとんどです。では、その3つのポイントを見ていきましょう。
特徴1: フットワークが軽い
小さな個人塾を開業するにあたり、一番重要なポイントとも言えるのがフットワークが軽く、先手を打った対応ができているという点です。例えば、最近の分かりやすい事例でいうとコロナ禍への対応です。分散登校や自宅学習が始まり、従来の対面授業が行えなかった期間、その対応に追われたのは学校だけではありません。
そのような状況下、いち早く映像学習やオンライン授業などに切り替え、その体制を整えられた塾とそうでない塾との違いは、経営者のフットワークに起因します。小さな個人塾では、こうした切り替えが素早く行える点が大手にはない長所であり、その強みを理解している個人塾の経営者は、たとえ規模が小さくても生き残れるというわけです。
大所帯になるほど対応は遅くなりがちですが、状況に応じて素早く先手を打つために投資すべき所に投資ができるというのも成功する人の共通点と言えるでしょう。
特徴2: 大手塾と差別化できている
小さな個人塾が一番やってはいけないことは大手塾を参考にして経営方針を決めることです。大手塾は人数を集められるからこそできるプランを構築しており、優秀な人を集めてレベルの高い授業やサービスを展開することが可能です。
ただ、小さな個人塾を成功させている人は大手塾とは逆を行くようなプランや対応をしており、個別授業を取り入れつつ講師と「生徒の密なコミュニケーションを売り」にしてしっかりアピールできている所が強いと言えるでしょう。
また、大手塾は小・中〜大学受験まであらゆる指導をしているのに対し、とある塾では高校受験や大学受験に絞ったサービスを徹底し、差別化を図っている所もあるのです。個人塾の中でも自分が持っている、または用意できるサービスを構築しつつ、大手と差別化を図れる人は成功しやすいと言えます。
特徴3: コスト管理を徹底している
個人塾を開業して間もないうちは、人が集まらないことが普通です。ランニングコストとして掛かる固定費を半年以上用意した上で、できる限りコストを抑えた運営をすることが一般的です。ただ、成功する人の共通点としては時間を含め、投資したリソースとそれに対するリターンを常に分析し、改善できる能力が備わっているという点です。
たとえば、テナント探しにかける時間を減らし、自宅の一室から始めてホワイトボードや机などの備品を置けばコストは抑えることができます。成功する人の共通点は、この時点で満足せずに映像授業を取り入れるためにプロジェクターを設置したり、PCに資金を回したりして常に環境を改善する力がある人です。
小さな塾だからこそできるハンドリングしやすいという利点を活かせる工夫が大切だと言えますね。
小さな塾の開業で失敗してしまう人の特徴とは?
小さな塾の開業で成功しやすい人の特徴を紹介しましたが、実際には多くの学習塾が廃業を余儀なくされています。帝国データバンクの調査によると、2018年の個人塾の倒産件数は35件と、2014年から右肩上がりで上昇していることがわかっています。指導方法や開発コストの負担増加が要因の1つになっているようです。
では、実際に個人塾が失敗してしまう原因とはいったい何なのでしょうか。失敗してしまう人の特徴には以下3つの共通点が挙げられます。
特徴1:すべて自分でやろうとする
1つ目の特徴は、塾講師の感覚のまま、時間や費用といったリソースをすべて授業や現場対応ばかりにさいてしまう人です。勿論、塾にとって授業は看板商品であり、主力商品であることは間違いありません。しかし、経営者として必要なのは「自分が授業をやること」ではありません。また、面談や電話連絡などの保護者対応も然りです。
一教室長として現場の最前線に立ち、ほとんどのことを自分でやらなければいけない時期、逆に自分が表に出た方が良いタイミングはあると思います。ただ、現場レベルの対応は、できる限り後任のスタッフや社員に任せ、自分自身はビジネスモデルの構築やマーケティング、サービスの付加価値向上に努めることが理想です。
しかし、多くの塾経営者はもともとの講師キャリアから抜け出せず、日々の授業に追われ、気付いたら生徒はちっとも増えていないということがよくあるのです。
特徴2: 市場調査ができていない
小さな塾の開業で失敗してしまう人の2つ目の特徴は、市場調査をほとんどせずにテナントを借りて開業している方が多いということです。「テナントの賃料が安いから」という理由や「学校が近くにあるから」といった理由で競合が多いメイン通りにテナントを借りる人は少なくありません。
気持ちは分かりますが、そういった場所はすでに大手塾や昔からある個人塾があるため、その中で生き残ることはかなり難しいと言えるでしょう。こうした立地条件の良い場所は競合調査を必ず行う必要があり、開業後にも他塾とは違う抜きんでたサービスなり、授業なりを展開する必要があります。
いずれにせよ、競合が多い地域や逆に少ない地域でも生徒がまったくいないような地域で開業し、失敗してしまう事例は後を絶ちません。共通しているのは、市場調査ができておらず、勢い任せの開業が多いということです。
特徴3:集客で手を抜いてしまう
3つ目の特徴は集客で手を抜く、もしくは集客の重要性を理解できていない点です。塾業界は、口コミがその塾の今後を左右するといっても過言ではありません。しかし、どんなに優秀な講師がいて、素晴らしい授業を展開できたとしても、まずはそのことを多くの人に知ってもらわなけらば、塾としてサービスを提供することは叶いません。
「良い授業」「良いサービス」を真摯に提供し続けていれば、きちんと口コミが地域に浸透し、自然と生徒が集まる。これは、必ずしも間違いではなく半分は当たっているのですが、残り半分は聞こえの良い幻想です。どんな塾でも、特に初動の段階は集客の成否が、塾経営の成否を握るといっても過言ではないのです。
小さな塾の開業を成功させるためには、開業前にしっかりと早期の集客目標を定めることが大切です。
関連記事:絶対に失敗しない塾の起業方法を伝授!様々な運営方法や集客方法を利用してリスクを軽減
目標をクリアするためにはこれから紹介する3つの秘訣を知っておく必要があります。すでに個人塾を経営していて、厳しいと実感している方はこちらの記事もご覧ください。
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小さな塾の開業を早期で成功させる3つの秘訣
では、さっそく個人塾の経営を成功させる3つのポイントを見ていきましょう。
Point1. 初動経費を最小限に抑える
1つ目のポイントは、初動経費を最小限に抑えるということです。これは限られた時間の中で、最大限の効果を生み出す資金や時間の使い方をしようということですね。必要のない費用は徹底的に削り、意味のない時間は過ごさないように計画的に動くことが大切になります。項目別に見てみましょう。
固定費
低コストで開業できる個人塾ですが、運転資金が限られる中、最初に苦労するのは資金繰りです。
- 家賃 :10~40万円
- 通信費 :5千~1万円
- 備品 :1~2万円
- 水道・光熱費:5千~3万円
- 駐車場 :1~2万円
※個人事業主として開業した場合であり、規模やサービス内容で異なります。
このように毎月掛かる固定費は10万円以上になることが多く、個々の費用を抑える必要があります。具体的には家賃をできるだけ抑えるために「狭いスペースで運営できるサービス内容を考えること」や、通信費や備品を抑えるため「事務作業はITツールを利用して余計なものを購入しない」といったことが大切です。
変動費
固定費同様に変動費用を抑えることも大切で、変動費用にあたるものは「広告費用」や「人件費」になります。広告費用は何を利用するのかによって大きく異なりますが、限られた資金で最大の効果を得たいのならホームページ製作やSNSの運用が良いでしょう。
オンライン広告を利用したことがないといった方は、プロに依頼してしっかりとしたものを作ってもらってください。また、人件費を抑えるためには、必要な時に必要な人数をアルバイトで雇う方法などが考えられます。人数が集まりだせば、固定の人を雇うなどして授業の質を高めてみてください。
コストは資金だけではない
経費を抑えることも大切ですが、なによりもあなたの時間を節約することが重要です。塾を経営するということは集客から運営管理、採用など様々な業務をこなさなければなりません。そのため、誰かに作業を任せたり、システムを導入したりするだけで解決できるものは外注することをお勧めします。
また、ご自身の授業を教材としてコンテンツ化するのも有効な手段の一つです。オンラインコンテンツを作成したことがない方でも通信環境さえあれば誰でも製作可能です。
関連記事: コンテンツ販売におすすめのジャンルは?ジャンルの選び方を徹底解説
Point2.自分のブランドを効果的にPRする
小さな個人塾が自分のブランドを効果的にPRするためには、実績をアピールしたり大量にチラシをまくなどの作戦では効果は薄いと言えます。昨今の保護者や生徒は、成績アップ・学力向上といった塾そのものに対するニーズはありつつも、講師の人柄や面倒見の良さで塾を選ぶ傾向があります。
そのため、まずは自分自身(または主力となる講師)をコンテンツとして、オンライン・オフライン問わず、市場に「顔」をしっかりと売り込むことが重要です。学校の行事や公開授業、説明会など、人前に出られるイベントに積極的に参加したり、youtubeで授業動画を公開したり、露出を増やす努力をしてみてください。
その上で「ただ露出を増やす」のではなく、そこにあなたの塾にしかない「ブランドイメージ」が付与することを意識してみましょう。
Point3. ウェブマーケティングを活用する
露出を増やすという意味においては、動画やSNSを含めたオンラインでの活動も重要になります。ICT教育が普及したことによって、オンライン教育への抵抗感が薄れているため、紙や看板だけでは伝わらない塾の魅力を伝えることで成功する確率を高めることができます。
「コンテンツの製作・販売」や「メルマガ・リスティング広告」との相性が良いオンラインを利用して、積極的にウェブマーケティングを活用していきましょう。ウェブマーケティングに関して知識を深めたい方は、こちらの記事も参考になると思いますので是非、チェックしてみてください。
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小さな塾から開業し、年収1000万円を目指すには?
小さな塾から開業して年収1,000万円を目指すには、オンライン教室の運営とコンテンツ販売などを駆使し、収入源を複数にすることが大切です。収入源を増やしつつ、リスクも分散できるため、小さな塾から大きな収益を生むオススメの方法と言えます。
オンライン教室の運営はコンテンツ販売と相性が良く、固定費がほとんど掛からないので、長期間に渡って運営することが可能です。万が一集客できない場合であっても、成功するまで繰り返し続けられるのも大きな魅力と言えますね。
早期にオンライン教室が成功すれば、オフライン教室のサービスクオリティ向上にもそのノウハウを転用できるます。まずはオンライン塾である程度集客し、その実績をアピールしながらオフライン教室として成功するようなロードマップを築くとよいでしょう。
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小さな塾を開業するときによくある質問をご紹介
今回は「小さな塾でも開業から6カ月で成功する秘訣」をテーマに成功する人の特徴から実際に成功させるための秘訣を紹介しました。教育業界は変革期を迎えていることからも、積極的に新しいビジネスモデルを取り入れることが重要だとおわかりいただけたのではないでしょうか。
では最後に「小さな塾を開業するときに関係のある」よくある質問を紹介します。
Q1:開業に際し、補助金・助成金はありますか?
地域開発助成金を利用すれば最大で年に3回助成金を受け取ることが可能で、日本政策金融公庫では最大で限度額3,000万円を融資してもらえる可能性があります。どちらも条件付きなので、利用したい方は各ホームぺージを確認してください。
Q2:自宅で開業するために、どんな許可を得ればよいでしょうか。
塾に限った話ではありませんが、事業を始める際には青色申告するために税務署に開業届を提出するのが一般的です。(青色申告は税金が控除されるといったもの)もちろん開業届けを出さなくても問題ありませんが、税務署に確定申告した時点でそれが開業届の代わりになるので、お好きなタイミングを選んでください。
関連記事:塾講師として独立する方法は? スタートアップの手順を徹底解説!
Q3:自宅改装の場合、おススメのレイアウトはありますか?
サービス内容によって一概には言えませんが、ホワイトボードやプロジェクターを配置して十分なスペースを確保できるレイアウトが一般的です。清潔でスタイリッシュな印象を持ってもらえるようなレイアウトになるよう工夫してみてください。
関連記事:自宅で個人塾を開業する方法とは?必要なものから失敗しない運営方法も紹介
本編はこれで以上となります。
最後までご覧いただき、誠にありがとうございました。
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