コーチングの年収はどれくらい?仕事内容や稼げる理由を紹介
Apr 06, 2023「コーチングの年収はどのくらい稼げるの?」
「どんな仕事内容なのか気になる」
「稼げるようになるためのコツは?」
このように、コーチング業界でいつかは働きたいと思ってはいるものの、転職や起業を考えるにはまだ時期尚早と思っている方も多いのではないでしょうか。
実際、コーチングのビジネスは、国内での認知度もまだまだ低く、世界と比較すると市場規模も大きいとは言えません。しかし、飽和状態になる前にコーチとしての経験を積み上げておけば、コーチング業界で大きなアドバンテージを手に入れることも可能です。
そこで、今回はコーチングの年収がどのくらい稼げるものなのか、年収アップの秘訣やビジネス展開の仕方を詳しく解説していきます。どれもコーチングを始める上で有益な情報ばかりなので、ぜひ参考にしてください。
コーチングの年収はどれくらい?
結論、コーチングの年収は一般的に収入源が個人によって異なることが多く、平均年収を割り出すことは非常に困難です。また、雇用形態によっても異なることが基本であり、フリーランスとそうでない場合では、稼げる年収額が大きく異なります。
これらを前提として、国内で認知されている既存のコーチング職の例をもとに、コーチングの年収に関してアプローチしていきましょう。
年収1,000万円を超えるケース
コーチングの年収は、高くて年収1,000万円を超えるケースもあります。年収の高さは、個人のスキルや経歴、コーチング経験の長さに大きく依存しており、その3つがそろっているコーチは平均年収が高くなる傾向にあるのです。
例えば、サッカーのコーチングをビジネスとする場合、元プロサッカー選手のコーチと普通の大学生のコーチでは、前者の方が圧倒的な信頼感があります。「元プロサッカー選手に教えてもらえるのは安心」という考えが需要の高さと比例しており、人気のあるコーチほど年収が高くなることは明白です。
これからコーチングを仕事にしたいのであれば、今まで培ってきた信頼や実績を上手く利用することで、自分の市場価値を上げることができます。そのため、今から新しい分野に挑戦するよりも、培ってきた実績を利用する方が高い年収を目指せると言えるでしょう。
「コーチングは稼げない」と一度でも耳にした経験がある方は、ぜひこちらの記事をご覧ください。
関連記事:コーチングは稼げないって本当?稼げない人の特徴と対処法を紹介
コーチングの年収は英語圏の方が高い傾向にある
コーチングの年収は国によって大きく異なると言われています。特に、アメリカやカナダ、オーストラリア、イギリスなどの英語圏の国では、コーチングの年収は高い傾向にあります。その理由として挙げられるのは、下記の3つのポイントとなります。
- コーチングの需要が英語圏の方が高い
- 英語で会話できるので見込み客の多さが異なる
- 大学などで認定プログラムが用意されており、認知度が高い
実は、コーチングビジネスの歴史は1980年代まで遡り、元々は米国から広まった文化だと言われています。歴史の長いビジネススタイルなので、知名度が高く、コーチング需要が国内よりも圧倒的に大きいのです。
また、言語による部分も大きく、約1億2000万人しか話せない日本語と約15億人も話せる英語では、見込み客になるターゲット層の幅も1/12近くにしかなりません。海外では、大学でコーチングの「認定プログラム」が設置されているほど、社会的にも認められているビジネスなので、認知度・ターゲットの多さともに英語圏には敵わないのです。
コーチングの仕事内容と年収の相関性
コーチングの仕事内容は、クライアントのゴールを達成するために、設定した目標からゴール達成まで導いてあげることです。年収はコーチングのジャンルによって異なっており、業界によって1レッスンあたりの価格設定には、ある程度の相場があります。
そこで、ここからはコーチングのより詳しい仕事内容とマネタイズ方法を確認していきましょう。
コーチングはクライアントの目標達成を手伝う仕事
コーチングの仕事内容は、クライアントの掲げる目標に対してコーチングを通じてサポートすることが仕事です。プロのコーチとして、クライアントが目標達成に必要なことや、現状抱えている課題・問題点を分析し、ソリューションを提示することで、ゴール(目標達成)へと導いていきます。コーチングプロセスの具体的な手順は以下の通りです。
- 目標設定 : コーチングを通じてどうなりたいのかのゴールを決める
- 問題の把握 : クライアントが抱えている問題を明確にする
- 評価・分析 : クライアントの背景や属性をヒアリングする
- プランニング : 目標達成のためのプランを作成していく
- 実行 : プランニングをベースに進めていく
- フォローアップ: クライアントの面倒を見る
コーチングのスタイル
コーチングの代表的なスタイルは以下の通りです。
- 個別セッション : 1on1で直接面談しながら進めるタイプ
- グループセッション : コーチ対複数のクライアントに面談しながら進めるタイプ
- オンラインセミナー : zoom等でオンラインセミナーをするタイプ
個別セッションでは、コーチとクライアントの1対1でコーチングを行います。「英語コーチング」や「キャリアアップコーチング」、「ゲームのコーチング」など、様々な分野で採用されている代表的なコーチングのスタイルです。
グループセッションは、1対複数人で行われるコーチングの方法となります。いわゆる「スポーツコーチ」や「勉強のコーチ」などの複数クライアントへ一気にアプローチした方が効率が良い業界では、広く採用されているビジネススタイルです。
最後のオンラインコーチングは、個別セッションとグループセッションの両方で行われる場合があります。ZoomやMeetなどのツールを使ったオンラインでのコーチングが可能なので、場所を選ばずコーチングすることができます。
コーチングのマネタイズ方法
コーチングのマネタイズ方法は、マンツーマンのセッション方式とグループセッション方式で異なります。
今回はマネタイズのイメージを付けるために、英会話コーチングを例に取って確認していきましょう。下記は英会話コーチングを行なっている、代表的な企業の3つです。
企業名 |
期間 |
価格 |
詳細 |
A社 |
8週 |
346,000円 |
・週1回の面談 |
B社 |
12週 |
283,800円 |
・1日1時間のオンラインコーチング |
C社 |
12週 |
561,000円 |
・週2回のマンツーマンコーチング |
コーチングの期間はスクールによって異なりますが、一般的には2〜3ヵ月を目途に料金システムが変わっていきます。価格帯は30万前後からが多く、サポート内容で差別化をするのが一般的です。
例えば、A社では週一回の直接面談に加え、毎日のオンラインサポートが付いているのに対し、他2社はコーチングのタイミングが明確にスケジューリングされていますね。また、1レッスン単位の単価は企業によって異なりますが、英会話コーチングの場合は1時間あたり2万円前後が相場のようです。
既存の企業に属する予定であれば、セッション単価を意識する必要はありません。しかし、これからビジネスを個人で立ち上げる予定の方は、コーチの知名度や実績によって、相場より低価格でスタートするのが賢明でしょう。
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コーチングの年収に影響する3つの要素
コーチングで年収をアップさせるには、コーチとしてのスキルアップが重要です。また、需要のある分野に特化することで、効率的に年収アップを目指せます。スキル面やコーチとしての評価、魅力的なサービスの展開をするなどの多面的なアプローチで年収アップを狙いましょう。
本記事ではそんな、スキル面でのチェック項目やトレンドのウォッチ力、クライアント数の増加をきっかけに年収アップする方法を紹介していきます。
要素1. コーチとしてのスキル
コーチングで年収を上げるのに一番重要なポイントは、コーチとしてのスキル面が一般的に優れているのか否かです。例えば、英会話コーチングであれば「TOEICスコア990」や「英検1級合格」の資格取得になるでしょう。これらの資格は一般的に「優れている」と言えるため、年収アップに繋がるスキルの証明に役立ちます。
関連記事:コーチング資格の種類と難易度比較 - ICF・ユーキャンなどの資格取得方法を徹底解説
ただし、資格のみがスキルの高さを証明する指標になるのかと言われれば、そうではありません。コーチング業界では、コーチとしてのスキルの高さも同時に求められるからです。どんなに勉強ができても仕事ができないのでは、会社で全く役に立たないのと同じように、英語力に優れていても、コーチングが下手であれば年収は上がりません。
自分の持っているスキルを客観的に分析し、優れたスキルとそうでないスキルを分析することで、年収が上がらない原因を究明することができます。どちらも優れていると自負しているのであれば、思い切って属している企業を抜け出し、転職を考えるのも一つの年収アップの手段でしょう。
コーチングで起業を考えている方は、ぜひこちらの記事も参考にしてください。また、直接相談をしたいという方は、無料で起業カウンセリングも実施しているので、ご興味のある方はご予約をお願いします。
関連記事:コーチングで失敗なく起業する!稼げるコーチになるための方法を徹底解説
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要素2. トレンドに対する感度
コーチングの年収を上げるには、「今何が流行っているのか?」に敏感である必要があります。これは、ビジネスやスポーツ・学問の領域に限らず、恋愛やゲームなどの一見ビジネスにならなそうな領域にまでも広く、アンテナを張っておくことを意味します。
例えば、2019年の12月から2023年の現在かけて流行したコロナウイルスの影響で、ゲームの需要が大きく伸びたのをご存じでしょうか?「あつまれどうぶつの森」や「ポケットモンスター」などの国内代表作品の他にも、”ApexLegends”や”Valorant”などの海外FPSゲームが流行したのです。
海外FPSゲームの”ApexLegends”や”Valorant”は、世界大会も開催されるほどの競技性の高さから、コーチングの需要も大きく飛躍しました。現役プロ選手や競技シーンを引退した人が直接コーチングするので、レッスン単価が10,000円〜40,000円前後と、コーチング業界でも高い価格設定でビジネスを展開できたのです。
このように、コーチングの需要は社会の流行と関連するところが大きく、需要を常にウォッチしておくことで、思いがけないコーチングビジネスを独占できる可能性もあるというわけです。
要素3.クライアント数
コーチとしての年収を上げるには、担当クライアント数を1人でも多く獲得することが極めて重要になります。もしあなたが企業に属している場合でも、アプローチの仕方によっては顧客数を今よりも増やしたり、新たなサービスを拡大することもできるかもしれません。
クライアント数の多さは、先程紹介したようにスキル面に強く依存しており、コーチの人気度によって大きく変化します。いわゆる「人気のコーチ」になれば、クライアント数が増えるので、結果的に年収アップが見込めます。
但し、コーチとしても1日24時間一生コーチングしているわけにはいかないので、クライアント数がある程度増えてきたら、セッション単価をアップする等の対応も考えられます。端的に言えば、1人当たりのセッション単価が1時間1万円だったところを、2万円にすることで効率的な収益アップできるでしょう。
コーチングを始めて年収UPさせる3つのポイント
コーチングビジネスは、今まで培ってきたスキルや資格、知名度の高さを有効活用することで、効率的に年収アップできる業界です。現在の職業に満足できず、新たにコーチングビジネスに手を出してみたい方は、これから紹介する3つのポイントを抑えておきましょう。
Point 1. SNSを通じた知名度アップを狙う
コーチの知名度の高さは、年収の高さに直結します。今すぐに業績をあげるのは難しいですが、SNSを駆使すれば知名度を短期間で上げることも可能です。
SNSはTwitterやInstagram、Facebookなどが代表的な例ですが、どれを使えば良いのかお悩みの方も多いでしょう。極論「全てやる」のがベストですが、ある程度ユーザー属性を分析しているのであれば、ターゲットが利用していそうなSNSに特化するのがおすすめです。
どのSNSにも「フォロワー」という知名度の指標になる要素が存在しており、多ければ多いほど、知名度が高いと言えます。フォロワー数が多いと、単純な認知度が上がるだけでなく、直接企業から案件依頼が来るようなこともあるので、年収をアップできる可能性が一気に広がります。
Point 2. コーチングの経験を積む
知名度がなく、スキル面でも秀でていないのであれば、とにかくコーチングの経験を積むしかありません。コーチングの回数や対応したクライアントの数は、スキルや資格がなくてもアピールできる重要な指標の一つです。
また、コーチングスキルも、回数を重ねるごとに磨きがかかります。クライアントからの評価が仕事に直結する仕事なので、とにかく回数を重ねて経験値を得ることも年収アップには必要な努力の一つになってくるのです。
アルバイトでもコーチングを体験できる
コーチングを0から今すぐに挑戦してみたい場合は、アルバイトのコーチを目指してみるという手もあります。
例えば、サッカーコーチの例でいえば、地元のサッカーチームのコーチに応募してみるのが手っ取り早いでしょう。コーチには専門の資格が必要な場合もありますが、「少年団」のような個人が運営するクラブ団体では資格を求められず、アルバイト募集をしていることも少なくありません。
アルバイトでコーチに挑戦したい場合は、サラリーマンをやりながら休日のみ顔を出す「副業タイプ」のコーチも存在しています。今の仕事を辞めてまで挑戦するリスクを取る必要がないので、本職にする前のお試し期間をアルバイトコーチに当てられるメリットがあります。
Point 3. 価格設定やコンテンツの売り出し方を考える
知名度があり、コーチング歴が長いのに、年収が全く上がらない場合は、セッションの価格設定やコンテンツの売り出し方を見直してみましょう。先程紹介した英会話コーチングの例でも、3つの企業間でセッション単価やオンライン・オフラインなどのスタイルの違いがありました。
競合と比較して、セッション単価が安い場合は価格アップをしてみたり、オフラインのみのコーチングで現状回しているのであれば、オンラインでもサポートを開始したりと手段はさまざまです。また、ご自身のコーチングスキルをコンテンツとした動画やオンライン講座を販売して、自分が直接コーチングをしなくても良い形にするのも、年収アップのためには重要なコツになってきます。
具体的なコンテンツの制作方法や集客のテクニック、マネタイズの方法についてはこちらの記事に詳細を載せています。
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上から順に難易度は上がりますが、自分の持っているスキルや経験、知識を「人に教えることで収益を得たい」と考えている方にとっては、どれも有益な情報ばかりなので、ぜひチェックしてみてください。
それでは、今回はここで終わりにしたいと思います。
最後までご覧いただき、誠にありがとうございました。
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