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エグゼクティブコーチングの資格は必要?資格の取り方から仕事獲得までの手順を徹底解説

エグゼクティブコーチングの資格は必要?資格の取り方から仕事獲得までの手順を徹底解説

Mar 31, 2023

 

コーチングの中でも最近、ますます注目されている業種としてエグゼクティブコーチがあります。エグゼクティブコーチングとは、会社の経営者や経営幹部などを対象に組織全体をより良いものにしていくための意識や行動改革を行うためにコーチングをおこなう仕事です。エグゼクティブコーチングは海外でのニーズは高い業種ですが、日本ではまだよく知られていないというのも事実です。

 

「コーチングは聞くけど、エグゼクティブコーチングって何?」

「エグゼクティブコーチングってどんな仕事?」

「エグゼクティブコーチングをやってみたいけど、何から始めたらいいの?」

 

という方も多いのかもしれません。そこで今回は、エグゼクティブコーチングについて詳しくご紹介します。資格の取り方や仕事につなげるまでの方法を分かりやすく解説していますので、ぜひ最後までご覧ください。

 

 

 

エグゼクティブコーチングとは?資格なしでもできる?

 

エグゼクティブコーチについて、詳細を解説する前に、簡単に「コーチング」について解説します。

コーチングとは、相手の話を聞き、相手に答えを導き出すための行動を起こすことです。スポーツの世界でいう選手とコーチの関係をイメージすると分かりやすいかもしれません。コーチは選手の目標達成のためにモチベーションを高めるためのサポート役となります。

コーチには、様々な種類があり、代表的な例だと以下のようなコーチの種類があります。

 

  • ライフコーチ
  • ビジネスコーチ
  • エグゼクティブコーチ

 

ライフコーチは、個人的な目標や人生の変化などに合わせ、モチベーションアップに役立つコーチング手法になります。主に個人相手での活動となります。ビジネスコーチは、ビジネスの領域に特化したコーチング法です。仕事上の目標やモチベーションを高めるためにコーチングを活かして目標達成していきます。エグゼクティブコーチはビジネスコーチに似ているようですが、実はまったく違うものになります。それぞれの目的に合わせたコーチング手法がありますが、基本的な考え方はどれも同じです。

 

 

コーチングの基本的な考え方

 

コーチングの基本は、クライアントの話に対し傾聴、観察、質問をすることで、相手の内に秘めた考えや答えを引き出していく手法です。求められるスキルとして、傾聴力、観察力、分析力となります。答えはクライアントの内側にあるため、コーチ側は、アドバイスや答えを出すことはありません。

 

 

エグゼクティブコーチの仕事

 

エグゼクティブコーチの仕事は、社長クラスや経営者、経営陣を対象にしたコーチングです。会社の経営目的や経営方針などの意思決定の場や理想的な経営構想のあり方などを導き出していく役割を担っています。

あくまでも意思決定は社長や経営者側であり、エグゼクティブコーチが答えや意思を持っているわけではありません。エグゼクティブコーチはクライアントである社長や経営者の話を傾聴し、振る舞いを観察、質問し続けることで、クライアントに気づきを与えてくれる位置付けとなるのです。

 

 

会社経営の経験は必要?

 

エグゼクティブコーチは会社経営の経験がある人しかできないと考える人もいらっしゃるかもしれませんが、そのようなことはありません。もちろん、会社経営の経験があるに越したことはありませんが、必ずしも経験が必須条件ではありません。なぜなら、エグゼクティブコーチの求められる資質や能力と経営経験とでは、本質的に違うからです。

コーチングは人生経験そのものが役立てられる仕事です。コーチングの知識や基本的な考え方ができていれば、エグゼクティブコーチを目指すことは可能です。近年では、女性のコーチも増えてきており、女性のエグゼクティブコーチも増加傾向にあります。

 

 

コーチングの範囲は会社運営だけではない

 

エグゼクティブコーチは、経営関係の悩みを解決するだけではありません。経営者の解決したい個人的な課題や家庭環境、生活面でも悩みを聞くことはあります。経営者は孤独な立場です。社長や経営者は、日常の重圧に耐えながら仕事をしています。

時には、重大な決定をしなければならないこともあります。社長や経営者は、相当なストレスと戦っているのです。エグゼクティブコーチの役割は、経営者にとってストレスや重圧に耐えるための心の支えにもなります。

 

  

エグゼクティブコーチとコンサルタントの違い

 

「コーチングとコンサルティングの違いがわからない」といった声を聞くことがあり、二つの違いに疑問を抱かれる方も多いようです。しかし、エグゼクティブコーチとコンサルティングは似ているようで明らかに違う部分があります。それは、アプローチの違いです。

エグゼクティブコーチは、「常にクライアント自身が答えを内に秘めている」という考え方でクライアントに接します。一方、コンサルティングは、「コンサルティングがビジネスの課題や問題点の解決策を持っていて、クライアントにアドバイスする」という考え方でコンサルを行っていくのです。

 

 

 

エグゼクティブコーチングに必要な資格の種類と料金

 

 エグゼクティブコーチは資格を持っていなくても活動できます。しかし、資格を持っていた方がクライアントから安心を得る機会も増えます。ここでは、エグゼクティブコーチの資格を取ることができる協会や施設についてご紹介します。それぞれの特徴もご紹介していきますので、資格を取りたいと考えている人は参考にしてください。

 

 

一般社会法人 日本エグゼクティブコーチング協会

  

日本エグゼクティブコーチング協会は、2019年に設立された比較的新しいコーチング協会です。資格を取得するためには、ある程度の経験が必要になります。事前にコーチビジネス研究所が主催する講座の履修や、コーチングセッションの実践を経験した経歴など、要件を満たした方が対象です。

また、資格取得の試験には筆記試験や実技試験もあり、さらに合格後は協会の登録料が必要です。

 

 

コーチ・エイアカデミア

  

コーチ・エイアカデミアでは、民間資格として国内基準と国際基準の両方のコーチ資格を取得することができます。受講の目的に合わせて2つのコースがあり、1年以上の受講期間が必要になります。そのため、受講料は100万円以上かかります。

 

 

ビジネスコーチ株式会社

  

ビジネスコーチ株式会社のエグゼクティブコーチングプログラムは、エグゼクティブコーチングの第一人者であるマーシャル・ゴールドスミス博士のメソッドを取り入れたコーチングプログラムがあります。

プログラム受講期間は約6ヶ月で、受講料金は60万円ほどです。このプログラムを受講することで、認定プロフェッショナルエグゼクティブコーチの受験資格を得ることができますが、資格取得までの道のりは簡単ではありません。

 

 

結論:養成機関を使って資格を取るのはコストがかかる

 

エグゼクティブコーチングの資格が取得できる企業や協会をご紹介してきました。

講座を受けることで、コーチングの基本的な知識や考え方、実践方法などの勉強はできますが、最低でも半年から1年以上という時間がかかります。また、受講料も高額のため、時間とお金がかかるということは覚悟しておいた方が良いでしょう。

 

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経験を積むことで独立開業する道も考えておこう

 

エグゼクティブコーチングは、資格が必ずいるというわけではありません。資格を取るための講座に通うことも大切ですが、資格を取ることが目的になっているだけでは、意味がありません。

大切なのは、コーチング経験を積むことです。コーチング経験を積むことができれば独立開業時、顧客へのアピールにも繋がるため、実績を積む算段を考えておくようにしましょう。尚、他のコーチングの資格も気になるという方は、こちらの記事もぜひチェックしてみてください。

 

関連記事:コーチング資格の種類と難易度比較 - ICF・ユーキャンなどの資格取得方法を徹底解説



 

エグゼクティブコーチングの資格をとるまでの流れと注意点

 

エグゼクティブコーチの資格を取得するまでは時間やコストがかかりますが、持っていればクライアントとの信頼度を上げる証明になります。ここからは、エグゼクティブコーチの資格をとるための簡単な流れと気を付けるべき点をご紹介します。

 

 

step1:受けたい講座を選ぶ

 

エグゼクティブコーチの資格を取得できる企業は、数多くあります。しかし、金額も高いため、慎重に選ぶことが大切です。多くの講座では、事前の説明会やセミナーを開催していて、雰囲気や講座の内容を肌で感じることができるので、自分に合った講座を探してみましょう。

 

 

step2:講座の申し込み

 

自分に合う講座が見つかったら、申込をして受講します。オンラインで受講したり、対面での実践ができたりと様々なプログラムに取り組んでいるところが多く、サポート体制も充実しています。

 

 

step3:資格取得後の実践経験を積む

 

エグゼクティブコーチの資格を取得した後は、実践経験が求められます。講座である程度の基礎知識を身につけることができますが、最終的には、実践経験を積むことで、一人前のコーチとして認められることが多いようです。



注意点1:コーチングは国家資格ではない

 

エグゼクティブコーチの資格は、国家資格ではありません。民間の法人や協会・団体が独自で行っている民間資格となります。このため、資格を取るまでには、民間機関が運営しているスクールに通うことやオンライン上での受講歴が必要になります。さらに、民間資格をとるには、高額の受講料と長期間の時間がかかるということも考えておかなければなりません。

 

 

注意点2:資格取得がゴールではない

 

コーチングという職業は、長期間の講座を受けて資格を取得する以上に、実践経験を積んでいくことの方がより重要になります。資格取得を目指すことは知識のインプットとして大切なことですが、それよりも実践によるアウトプットの方がコーチとしてのスキルアップには欠かせないのです。

今まで、資格を取ることしか考えてなかった人は「経験を積む」という観点を持った方がより早く仕事に結びつけることができます。仮に資格がなくても、コーチとしての経験・実績を積むことは可能なので、資格取得と同時に経験を積む計画を立てておくとよいでしょう。

 

関連記事:独学でコーチング資格を取得するメリットは?取得方法やチェックポイントを徹底解説



 

資格取得だけでは得られない?エグゼクティブコーチングに求められる力

 

資格を持っていなくても仕事が成立するエグゼクティブコーチではありますが、エグゼクティブコーチとして持っておくべき素養、知識、スキルなどは確実にあります。それぞれ見ていきましょう。

 

 

実績と知識

 

まず大前提として、ビジネス経験は必須です。ただ、ビジネス経験といっても経営者としての経験というわけではありません。基本的な社会人としてのマナーや経営の基本的な知識、また、ビジネス用語などのスキルがあれば活動できます。

他にも、コーチング全般に関する広い知識やコーチングの実績を積み重ねておくのも良いでしょう。ライフコーチやビジネスコーチとしての経験もエグゼクティブコーチとしての活動に大きく影響を及ぼしてくれるはずです。

 

 

幅広い人脈

 

エグゼクティブコーチとして活動するためには、幅広い人脈があることが望ましいです。人脈があることで、様々な業種からの知識や話を聞くことができるので、問題に直面した時の応用力につながります。

また、人脈が広ければ同業者とつながることもできるので、情報シェアができるなどのメリットも享受できるでしょう。

 

 

傾聴力

 

コーチングにとって最も重要な点は傾聴力です。傾聴力は、相手の話を聞き、親身に話を聞くスキルです。コミュニケーションの基本ともなっており、相手の話を親身に聞くことで、相手の本当の気持ちや思いを引き出す作用をもたらせてくれます。

もちろん、信頼関係を築く効果もありますが、一番大切なのは、答えを持っているのはクライアント側であり、コーチはその答えを導き出すための手段なのです。相手の答えを引き出すまでには、時間がかかります。

早く結果を求めたい気持ちも出てくるかもしれませんが、最後までクライアントを信じて答えを導き出すことがコーチの仕事であり、傾聴力が求められるのです。

 

 

 

エグゼクティブコーチングで起業するには?資格を目指す前に確認しておこう

  

エグゼクティブコーチとして起業するのに、せっかく資格を取っても「肝心な仕事がない」という状態では困りますよね? また、取るまでに掛けた時間や費用などの膨大なコストもすべて無駄になってしまったら、モチベーションを保つことも難しくなってしまいます。

「資格を取ったらすぐに仕事が入ってくる」と考えている人は少なくありませんが、資格はあくまでクライアントを安心させる材料で、仕事が入ってくるかどうかとは別問題であるということを理解しておくことが重要です。

では、「仕事がもらえる(収益が得られる)」ようにするためには何が必要なのでしょうか。ここでは、一旦資格のことから離れ、ビジネスという観点でエグゼクティブコーチとして企業するのに必要な準備について解説します。エグゼクティブコーチに限らず「コーチングでの起業」に関して、総合的に理解を深めたい方はこちらの記事にも目を通しておくことをお勧めします。

 

関連記事:コーチングで失敗なく起業する!稼げるコーチになるための方法を徹底解説

  

 

誰に・何を・どうやって売りたいのかを明確にしておく

 

エグゼクティブコーチとして起業するには、下準備として、自分のビジネスの指針を明確にしておくことが重要です。そのためには、まず自分の強みや得意なことを明確にし、どんな人とどのようなビジネスができたらよいか、ターゲットはどんな悩みを抱えている人かを明らかにしていきましょう。



決めておきたい要素

 

1.コンセプト

自分の提供できるコーチングのコンセプトを練りましょう。自分の強みや過去の経験などから、どんなサービスを提供できるかを明確にしていくことが肝心です。コンセプトの詰め方やコンテンツの制作手順については、こちらの記事を参照してください。

 

2.ターゲット

コンセプトが決まったら、どんな人にあなたのサービスを提供したいかのターゲット像を明らかにしていきましょう。ターゲットが決まることで、あなたのサービスがより良いものに磨かれていきます。また、自信をもっておすすめすることができるようになります。

 

3.提供方法

提供方法は、対面によるオフラインでのコーチング、オンラインによるコーチング等、幾つかの方法が考えられます。近年では、オンラインでの講座・レッスン形式によるコーチングも人気を集めています。

また、提供方法を決めたら、それをどうやって広めていくのか「集客方法」も考えなけばなりません。こちらについても様々な集客方法がありますが、オンラインでの集客方法については、こちらの記事に詳細を記載しているので深く理解したい方はぜひ参照してみてください。

 

関連記事:コンテンツ販売で集客する方法4選!メリット・デメリットを解説

 

集客以前に「コンテンツって何?」「どんなコンテンツがあるか知りたい」「作り方を教えて欲しい」という方には、こちらの記事がお勧めです。

 

関連記事:コンテンツ販売のやり方・作り方!個人で売る方法教えます!

  

 

最後になりますが、エグゼクティブコーチでの起業に際し、何から手を付けたら良いのか、資格を取っても仕事にならないのではないかと不安に感じている方もいるかもしれません。独立・起業においては、資金面や事前準備の内容等、何かと不安がつきまとうものです。

もし、この記事を読んでくださった方で解決したい悩みや課題、相談があれば、無料カウンセリングも実施しているのでご遠慮なくお声がけください。真剣に独立・起業を考えていている方へ、有益なご提案ができるはずです。

 

それでは、今回はこの辺で終わりにしたいと思います。

最後までご覧いただき、誠にありがとうございました。

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