「入門編」動画講座の作り方を知ろう!個人でも稼ぐために必要なことを徹底解説
Mar 24, 2023「動画講座にできる形式の種類って?」
「動画講座の編集の仕方は?」
これから動画講座を始めようと思っている方は、このような悩みをお持ちではないのでしょうか。
昨今、自粛要請が全国的に行われたことによって自宅で学習するスタイルの方が増えました。仕事や趣味で役立つ動画講座の需要は大きく伸び、今後も定番の学習方法として定着することが予想されます。そんな動画講座は、企業や専業の方が作成していることが多い一方で、個人でも自分の経験を生かして新しい収入源として始めている方が増えています。
そこで今回は、これから動画講座の配信を検討している方に向けて、動画講座の作り方について詳しく解説していきます。この記事を読むだけで動画講座を始める方法がわかりますので、ぜひ最後まで読んで参考にしてもらえると幸いです。
動画講座の作り方1:基礎知識編
動画講座とは、一般的に事前に作成しておいた動画をインターネット上に公開したオンラインコンテンツを指します。そんな動画講座の作り方を解説する前に基本的な知識として、以下のことについてお話します。
- 動画講座とテキスト形式の講座
- 動画講座とライブ配信の違い
- 動画講座のメリット
- 動画講座のデメリット
いきなり動画講座を作るよりも前提知識を知っておくことで、配信までの道筋を立てやすくなるのでぜひ参考にしてみてください。
動画講座とテキスト形式の講座
動画講座とよく比較されるテキスト形式の講座は、ブログやPDFなどのドキュメントを使った講座で、インターネット上に公開しているものが一般的です。テキスト形式の講座を受講する人にとっては、スクール等に通うよりも費用を抑えられる上、好きな時間に勉強できるといったメリットがあります。
ただ、人によってはテキストの内容を理解するために時間がかかるので途中で辞めてしまうことも少なくありません。その点、動画講座はテキストでは理解しにくい内容も講師が丁寧に説明してくれるので、学習内容を理解しやすくなっています。また、文字からだけでなく、視覚・聴覚に訴求して学習内容を提供できるため、内容が定着しやすいといったメリットもあります。
動画講座とライブ配信の違い
動画講座には、録画配信(オンデマンド)の形式とは別に「ライブ配信形式」があります。
ライブ形式は、ZOOMやLINEなどのビデオチャットを利用し、オンラインでのコミュニケーションをとる形が一般的です。ライブ形式は、場所に縛られないものの、時間に制約があったり、コミュニケーションスキルが求められたりと配信の難易度はやや高めですが、コンテンツの単価を上げやすい点が特徴です。
一方、動画講座(オンデマンド)は、配信する側にとっては、時間や場所に縛られず、双方向のコミュニケーションが必要ないというメリットがあるため、オンデマンドで講座を作成する方が簡単です。但し、事前に撮影した動画を編集して配信しているので、受講者の勉強の進み具合に合わせた指導が難しいことがデメリットと言えるでしょう。
このように両者には明確なデメリットとメリットがあるわけですが、もちろんどちらか一つに絞るのではなく「併用する」ということが最も合理的です。オンデマンドの動画講座とライブ配信を併用することで、顧客のニーズに即したサービス提供の幅も広がり、結果的に収益拡大に繋げることができます。
動画講座を始めるメリット
テキスト形式とレッスン形式の中間のスタイルといっても良い動画講座は、これから新しいビジネスを検討している方にとって以下のメリットがあります。
- 作成するのに初期費用がかからない
- 時間や場所に縛られずに作成できる
- 自分の経験を糧に収入を得られる
- オンライン環境を活用し幅広い層のユーザーに情報を届けられる
- 一度コンテンツを制作すれば、半自動で収益化も可能
動画講座の作成はインターネット環境とPC、編集ソフトがあれば作成できるので、初期費用がかからない点が挑戦しやすい理由の1つと言えます。また、自身のこれまでの経験をコンテンツにすることができるため、資金を投入して何かを用意する必要がありません。
撮影は自宅やレンタルスタジオになりますが、編集はどこでもできるので、場所や時間に縛られず、効率よくコンテンツ制作を進めることができるのも大きなメリットです。また、物販などとは異なり、一度制作したコンテンツを用いて繰り返し商品を販売し続けることができる点も動画講座ならではの強みと言えるでしょう。
動画講座のデメリット
動画講座のデメリットをまとめたものが以下になります。
- コンテンツの作成に時間がかかる
- 集客が難しい
動画講座は、一つの講座作成するために数カ月かかることが一般的です。一度作成してしまえば、後は軽微な更新作業のみですが、一つの講座を完成させるのにかなりの時間を要することは覚悟しなければなりません。
また、プラットフォームを活用せずに自分で集客する場合は、自身でプラットフォームを構築し、自ら集客をしなければならないため、webマーケティングの知識・経験がない方にとってはかなり苦労するポイントになります。また、既存のプラットフォームを活用する場合においても、以下のようなデメリットがあります。
- 手数料が発生する
- コンテンツの内容によっては競合が多い
- 質の低い動画には、低評価がつく
動画講座の販売に際し、プラットフォームを利用する場合は手数料がかかるので、利益を最大化するなら独自のプラットフォームを構築する必要があります。また、質の低い動画はクレームのもとになりますので、一度低評価が付けられると集客がかなり難しくなってしまいます。
動画講座の作り方2:事前準備編
では、実際に動画講座の作り方をみていきましょう。
まずは、その事前準備としてコンテンツの設計方法を解説し、その後に動画のおすすめテーマを紹介します。
コンテンツ設計をしよう
動画を作る前には、動画講座のコンテンツの設計をしっかりと組み立てる必要があります。
<動画講座のコンテンツ設計プロセス>
- 講座の企画を練る
- 企画に沿って構成内容を作成
動画講座を作成する際には、企画を練ることから始めてください。自分が人に伝えられる内容を軸に「誰に向けて」「どんな内容を伝えたいのか」を事前に箇条書きにしてメモしておきましょう。
この時に大切なのが市場調査をして、ユーザーの悩みを正確に把握することです。既に販売されているものと比較して自分の強みを押し出しつつ、ターゲットに刺さる内容を心がけましょう。
次に構成内容を作成する段階では、コースの本数や1本の視聴時間を考えながら進めていきます。1つの学習内容を理解するために必要な内容を1本の動画にまとめてしまうと、受講者側の集中力が続かずモチベーションの低下になるので、「1コースの受講でこうなれる」といった目標を定めることがポイントです。
また「〇〇編」のように受講者の理解度に合わせて受講できるコースを決める方法も有効です。企画の練り方、考え方のロジックについてはこちらの記事も参考になるので、後でチェックしてみてください。
関連記事:コンテンツ販売のやり方・作り方!個人で売る方法教えます!
撮影用の機材をそろえよう
続いて撮影に入る前に必要なものをおさらいしておきます。
- PC
- カメラ
- 三脚
- 照明
- マイク
動画講座では、視聴にストレスがかからないようにすることが重要です。カメラは高画質で撮影できるものを使い、手ブレ防止の三脚とクオリティを上げるための照明、音質を上げるマイクを準備してください。これらの機材を使うことで、プロが撮影したような映像で動画講座を撮影することができます。
機材の価格はピンキリで値段の高いものほど性能も上がりますが、準備できる資金で必要な機材を揃えるだけでも十分でしょう。機材の準備が終われば、後は事前に決めておいた構成に沿って動画を撮影するだけです。
動画講座のおすすめテーマ
自身の経験から動画講座のテーマを決めることがセオリーですが、何をテーマにすれば良いか悩んでいる方は以下のテーマをおすすめします。
ビジネス系
- ビジネスコミュニケーション
- 営業・販売スキル
- 資料作成スキル
- 業種別スキル など
自己啓発系
- ライフワーク
- 育児・子育て
- コーチング など
趣味系
- 美容
- 料理
- DIY
- 旅行
- 健康 など
動画のテーマで迷っている方は、自身の経験を思い出しながら、この既存のプラットフォームで人気のテーマの中から人に伝えられるものを選ぶ方法がおすすめです。動画講座になるテーマは数多くあり、その業界や職種などの基本的な考え方や専門のスキルを講座にすることが一般的になります。こうしたテーマで動画講座を作成する前には、競合との差別化を意識して需要のある動画を見つけてみてください。
関連記事:コンテンツ販売におすすめのジャンルは?ジャンルの選び方を徹底解説
動画講座の作り方3:編集作業
次は動画講座の編集作業について見ていきましょう。動画の編集作業に必要なポイントや編集に役立つソフトなどをまとめたものは以下の通りです。
- 編集要素
- 編集ソフトの選び方
編集に必要な要素やソフトの使い方、配布方法について1つずつ順に説明していきます。
編集要素
オンライン講座の動画コンテンツの編集作業は「テロップ・トリミング・BGM」で見やすい動画にすることがポイントです。
テロップ
御存知かと思いますが、テロップは画面上に映し出される文字のことで、講座の内容をわかりやすくするために編集作業で入れる必要があります。テロップがない講座の場合、講師の言葉が聞き取れなかったシーンを見返さなければなりませんが、テロップを入れるだけで、こうしたストレスを軽減できます。
講座の大事なポイントや難しい説明がある場面では、必ずテロップを入れるようにしましょう。
トリミング
動画編集で使われるトリミングとは、動画の1部を切り取ることを指します。
トリミングを行うことで、内容に不要な部分を取り除くことができるため、1本の動画を完結にまとめることができるのです。トリミングをしていない動画は、無駄なシーンが続くので受講者の集中力が続かず、最後まで視聴してもらえない可能性があります。
特に初めて講義をする場合、簡潔に説明することが難しいので、編集作業でトリミングを行いましょう。
BGM
一見、動画講座にはBGMが必要ないように感じますが、BGMがない場合、講師がただ話をしているだけの動画になってしまうので変化がありません。
動画講座は、同じテンポで淡々と話が続くので人によっては眠気を感じることさえあるでしょう。BGMを入れると講座のシーンに合わせて緩急をつけられるので、受講者に与える印象を変えられる効果があるのです。大事な場面でBGMを入れることで「ここは重要だ」と感覚的に伝えることができます。
編集ソフトの選び方
動画の編集には専用の編集ソフトが必要です。様々な編集ソフトがありますが、可能であれば最初から「有料版」を用意し、お気に入りのソフトで操作に慣れることをお勧めします。というのも、無料版でせっかく操作になれても、やはり使い勝手の良さは有料版に分がありますし、無料版はいつサポートが終了するか分かりません。
であれば、遠回りせず、バージョンアップやサポート体制が整っている有料版がお勧めというわけです。有料版に関しては、特にこれというこだわりがなければ、WindowsとMacに対応しており、月額3,000円弱で使用できる「Adobe Premiere pro」等が無難でしょう。
先ほど説明した「テロップ・トリミング・BGM」の作業がドラッグ&ドロップの簡単な操作感で行えるため、操作方法さえ掴めれば初心者でも扱いやすいソフトです。具体的な使い方は、Premiere proのチュートリアルから確認できるので気になる方はそちらを参考にしてください。
最初の1週間は無料で利用できるので、とりあえず編集ソフトを試してみたいといった方にもおすすめします。
動画講座の作り方4:集客・販売編
ここからは、動画講座の集客と販売について紹介していきます。
動画講座は既存のプラットフォームで販売することにより、集客が必要ないというメリットがある一方で、その分手数料が発生します。プラットフォームの販売手数料はサイトで異なりますが、5%から50%と幅があり、1本の動画での収益に大きな差が生まれます。
そのため、これから紹介するオンライン講座における集客方法を参考にして別の流入ルートも検討しておきましょう。
動画講座における集客方法
動画講座における集客方法は以下の3つが一般的です。
- SNS集客
- SEO集客
- Web広告
1つずつ見ていきましょう。
SNS集客
TwitterやInstagram、FacebookなどのSNSから集客する方法があります。
日本のSNS利用者は8,000万人を超えており、普及率は80%にものぼります。その内LINEやTwitter、Instagramは50%以上が利用していることから、集客に最適な方法がSNSになるのです。こうしたSNSから顧客リストにするためには、作成したコンテンツの需要が高そうなターゲットに合わせてアカウントを運営しなければなりません。
SNSを利用しているユーザーの目的は、仕事や趣味での情報収集がメインといった方が多いため、自身のコンテンツの見込み客になりそうなターゲットに向けて「興味や関心のある発信」を行い、そこからコンテンツの購入に繋げるといった使い方になります。
SEO集客
SEO集客とは、Google検索から顧客リストを集める方法です。
SNSでの検索が当たり前になった昨今ですが、Google検索での流入でも顧客リストを集めることができます。ただ、Google検索で集客するためには、検索結果の上位にサイトを表示させる必要があり、始めてすぐに結果がでるようなものではありません。
また、検索結果上位を占めているサイトは大手企業のサイトが多く、こうしたサイトと戦うためには、入念なキーワード調査やSEO対策に関連する深い知識が必要です。上位に表示させることができれば、サイト内に配置したリンクから集客できるので、時間をかけてサイトを育てることができれば、大きな流入ルートになります。
Web広告
Web広告とはインターネット上に表示される広告のことを指します。
Google検索ページやSNS、サイト内、動画内、メール内など、様々な場所に広告を出稿することができ、ユーザーが広告リンクを経由してLPや独自プラットフォーム等へ遷移することで集客を行います。
とあるWeb広告の市場規模調査では、2024年度までに市場規模が3兆円を超えるとも言われており、今後もインターネット上の広告市場は活況の見通しです。特に動画配信プラットフォームでの広告が伸びていることから、YouTubeやTikTok等の媒体にWeb広告を出すことで、そこから見込み客を流入させるということも期待できます。
但し、web広告の利用には相応の費用が必要であることに加え、高度な広告運用スキルが求められるため、安易に手を出すことはあまりお勧めできません。
初心者の方はプラットフォームからチャレンジがお勧め
初心者の方の場合、独自のプラットフォームを一から構築するのはやや難易度が高いため、最初は既存のプラットフォームを活用し、コンテンツを販売してみるというところから始めることをお勧めします。
プラットフォームには既に多くの顧客が集まっているため、自身で集客する必要がありません。動画講座の制作は時間がかかるので、プラットフォームを利用することで早く結果を出すことができます。Udemyを例にして、プラットフォームを活用する場合の進め方をまとめたものが以下の通りです。
- 講師アカウントの開設
- プレミアム講師の申請
- コースの作成
- 審査に提出
- コースの公開
Udemyで動画講座を販売する流れはこのようになっています。先ほども説明した通り、Udemy内の検索からコースが購入された場合と、自身のSNSやブログで販売した場合とでは発生する手数料が異なります。
Udemyで動画コースを公開した後は、紹介リンクを別の媒体で広告することが最大限の利益を上げる方法になっているため、時間に余裕がある方は、自身で集客を行いましょう。なお、独自でプラットフォームを構築し、集客から販売までしたい方は、こちらの記事もチェックしておきましょう。
関連記事:コンテンツ販売で集客する方法4選!メリット・デメリットを解説
関連記事:動画コンテンツの販売方法とは? 作成手順解説・お勧めプラットフォーム4選
動画講座の作り方・今回のまとめ
今回は「動画講座の作り方を知って個人でも稼げるようになる」をテーマに、動画の作成手順や配布方法などについて解説してきました。
動画プラットフォームに広告を発信する企業が増えていることからも、こうした動画コンテンツに対する需要が伸びていることがわかります。とりわけ学習系の動画コンテンツは、学生から社会人まで幅広い層の方が利用しており、今後も市場は大きくなると予想されるため、これから動画講座の販売で大きな収益が期待できるでしょう。
もし、コンテンツの制作や内容にお困りでしたら、無料カウンセリングであなたに合ったビジネスプランをご提供できるかもしれませんので、気になる方は以下のフォームよりご予約ください。
それでは、今回はこの辺で終わりにしたいと思います。
最後までご覧いただき、誠にありがとうございました。
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