コンテンツ販売の価格はどうすれば良い? 価格設定や相場観について徹底解説
Mar 13, 2023「コンテンツ販売の価格帯をどれくらいに設定すれば良いのかわからない」
「コンテンツ販売するにあたって相場が知りたい」
コンテンツを販売する際には自分自身で価格を決める必要があるので、上記のような課題や悩みを抱えている方もいますよね。
そこで今回は、コンテンツ販売における価格の相場や価格設定の基準について詳しく解説します。記事を読んでもらえれば、自社や個人で商品・サービスを販売する際、コンテンツの価格が具体的にイメージできるようになるはずです。ぜひ最後までお付き合いいただければと思います。
では、さっそくコンテンツ販売における価格設定から見ていきましょう。
コンテンツ販売における価格設定
そもそもコンテンツという言葉は「情報」や「その中身」を指す言葉で、文章や映像、音声などの情報そのものを販売することがコンテンツ販売にあたります。コンテンツ販売と言えばYouTubeの動画や有料のメルマガ、音声データやシステムなどを思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。
こうしたコンテンツは個々で内容が全く異なり、自社や個人で価格設定をしなければならないため、以下2つのようなことが言えます。
コンテンツの価格に決まった基準はない
独自コンテンツの販売価格に決まった基準はありません。これは市場を見る限り低価格〜高価格まで様々な価格体系が設定されているからです。コンテンツ作成にあたって、初期投資や固定費がかからないものが多く、在庫を抱えるリスクも無いので、価格を決める基準がわからないということが原因の1つになっているのでしょう。
また、コンテンツ販売は粗利が高くなる傾向があり、価格の設定に迷いがでてしまうのも仕方がありません。では、コンテンツの「販売価格を決める基準」は何なのでしょうか。以下に続きます。
コンテンツの販売価格を決める基準
コンテンツの販売価格を決める基準は「競合の価格感・販売するコンテンツの内容や与える価値」によってある程度決めることができます。一概には言えませんが、低価格帯であれば音声データやテキストデータなど、売り切りタイプのものがこれに当てはまるでしょう。逆に高単価で販売したいのであれば、サービス内容の濃いコンテンツやサポートがつくようなコンテンツを作成する必要があるということです。
また、コンテンツの販売価格を決める基準は、コンテンツを購入する方の価値観で決まるという言い方もできます。どんなコンテンツであっても、必要としているお客様が「払ってもいい」と思える内容であれば、それが価格を決める基準になるでしょう。
【事例】コンテンツ販売価格の相場
コンテンツの販売価格は基準が曖昧だということをお話しましたが、やはり、ある程度の相場観は欲しいところです。そこでコンテンツの販売価格の参考にできるよう、実際にプロのコンテンツマーケターが販売しているコンテンツの価格帯を4つほど紹介します。
- 【低価格帯】動画コンテンツを売り切り型で販売している例
- 【低価格帯】ステップメールを活用して売り切り型コンテンツを販売している例
- 【高価格帯】ステップメールを活用して高単価コンテンツを販売している例
- 【高価格帯】Web集客→営業の流れで高価格コンテンツを販売している例
こちらの例では、低価格帯と高価格帯に分けて紹介していますので、類似コンテンツを販売する際の参考にしてみてください。
1.【低価格帯】動画コンテンツを売り切り型で販売している例
動画コンテンツを切り売り型で販売している例では、Udemy等のプラットフォームを使って販売しているパターンを紹介します。Udemyはビジネススキルや自己啓発、趣味などの情報を動画コンテンツとして販売できるプラットフォームで、売り切り型のコンテンツ販売価格の相場観を知ることができます。時期やカテゴリーによって価格帯は変動しますが、ビジネススキルの動画コンテンツの販売相場は2,000円程が一般的です。
関連記事:動画コンテンツの販売方法とは? 作成手順解説・お勧めプラットフォーム4選
2.【低価格帯】ステップメールを活用して売り切り型コンテンツを販売している例
ステップメールを使って売り切り型のコンテンツを販売しているケースは複数ありますが、その中でも参考にしやすいビジネス系の例を紹介します。そもそもステップメールは見込み客を育成し、顧客体験を通してクロージングに持っていきやすい特徴を持っているため、情報商材の販売に向いている販売手法の1つです。
このステップメールで物販ビジネスのテキストコンテンツを販売しているケースでは、売れる商品リストやオリジナル商品の作成に関する情報などを「数千円から1万円程」で販売してるパターンが多く見られます。販売する情報によって価格にバラつきはありますが、そこでしか手に入らない情報であるほど、価値設定も高くできるでしょう。
3.【高価格帯】ステップメールを活用して高単価コンテンツを販売している例
ステップメールを活用して高単価コンテンツを販売しているケースでは、フロントエンドを挟んだ上で、高額のバックエンドをオファーしています。フロントエンドとして数千円の動画コンテンツや記事などを販売し、コンテンツ購入で得られるベネフィットを知ってもらうことで、本来販売したいバックエンドに付加価値を持たせているのです。
コンテンツの内容にもよりますが、バックエンドでオファーできる価格帯は数万円から数十万円以上になることも珍しくありません。なお、ステップメールを活用した集客ノウハウについてはこちらの記事が詳しいので、気になる方は参照してみてください。
関連記事:ステップメールで集客する方法とは?効率的かつ爆発力のある集客方法を解説
4.【高価格帯】Web集客→営業の流れで高価格コンテンツを販売している例
Webマーケティングスクールや動画編集スクールのようなビジネススキルを販売しているケースでは、Web集客から商談のシンプルな流れで、高単価コンテンツを販売している例が多くみられます。
Web広告で無料の体験レッスンを募集したり、無料説明会を開いたりすることでターゲットを絞り込み、そのまま数十万円程が必要になるスクールに入会してもらうという流れが一般的です。特に営業スキルがある方はこの方法が向いており、いち早く大きな利益を出せるパターンになっています。
関連記事:オンラインスクールの作り方・始め方!構築から運営方法まで徹底解説!
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コンテンツ販売価格の決め方(フロントエンド)
本来提供したいコンテンツを販売するための助走として、フロントエンドという考え方が採用されています。フロントエンドとは、新規顧客獲得や見込み客へのアプローチに用いられるマーケティング手法で、お試し価格で利用できるコンテンツなどのことを指します。
高額商品をいきなり販売しようとしても、その価値を知らない人はすぐに決断できるものではありません。そこでフロントエンドとして安価なコンテンツを利用してもらい、コンテンツの価値を高める(信頼を得る)ことでバックエンドに繋げるのです。
フロントエンドの価格帯
フロントエンドの価格帯は、数千円から3万円程が一般的です。これはユーザーが手の届きやすい価格、もしくはギリギリ即決できる価格帯に設定し、オファーしてもらいやすい状況をつくりだしています。バックエンドの価格帯を参考にしながら、フロントエンドの価格帯を決めることが一般的です。
フロントエンドを販売する理由
最初から高単価コンテンツをオファーせずに、あえてフロントエンドを販売する理由は「フロントエンドを買った顧客は驚くほど簡単にバックエンドを購入するから」です。コスメを販売しているケースを例に挙げると、フロントエンドで試供品を提供し、その使い勝手や良さを知ったお客様は、本商品を使いたいと思うようになり、定期購入するといった流れになります。
これは何も不思議なことではなく居酒屋にも当てはまり、昼のランチで気に入ったお客さまの内、何割かは夜の飲み会に利用してくれるのと同じことなのです。
フロントエンドのコンテンツ内容こそ大事な理由
バックエンドを購入してもらうためには、フロントエンドの内容が重要になります。フロントエンドで提供したコンテンツに価値を感じてもらえなけらば、バックエンドのコンテンツを購入してもらうことは不可能でしょう。そのため、フロントエンドではバックエンドに繋げるための価値提供をすることが前提の商品づくりが必要なのです。
無料で提供している資料でも、魅力的なキャッチコピーをつけてフロントエンドとすることで、バックエンドに興味を持ってもらうこともできます。
コンテンツ販売価格の決め方(バックエンド)
これまでの説明からもわかるように、バックエンドとはフロントエンドを提供した後に販売するコンテンツのことです。バックエンドは利益に関わる重要なコンテンツになるため、利用者が価値を感じて継続的に活用できると感じてもらえるようなコンテンツにしなければなりません。
つまり「お客さまが欲しいと思っているもの」や「こんなサービスがあったら利用したい」というようなコンテンツがバックエンドになるわけです。フロントエンドとバックエンドには一貫性を持たせ、クロージングまでのプロセスでコンテンツを販売するように心がけましょう。
バックエンドの価格帯
バックエンドの価格帯はカテゴリーで異なり、数十万円〜百万円台まで幅がありますが、三十万円〜五十万円程が多い印象です。バックエンドには最大の価値があるわけですから、価格帯も当然高くなります。また、バックエンドを高くすることでコンテンツの価値を上げて見せているという側面もあるのです。
お客さまが抱える悩みの度合いが大きいほど、「高額になっても解決したいと望んでいる」ケースが多いので、高額なバックエンドはお客さまの悩みや課題を100パーセント解決するものでなければなりません。
高額バックエンドを販売するコツ
高額のバックエンドを販売する場合、フロントエンドを挟んだ後にオンライン通話や対面の商談を組むことが一般的です。数十万円という費用をかけてコンテンツの購入に踏み切るわけですから、対面でのヒアリングは必須になります。もし、ステップメールだけで高額コンテンツの販売を検討している方は敷居が高くなることを覚悟してください。
ステップメールは説明会や資料請求に留め、コンテンツ販売は「実際に会ってからというのが一般的」ということを覚えてきましょう。
おすすめのバックエンドの商品内容
低価格帯のコンテンツは売り切り型のモノが多く、高額帯になるほど濃いサポートが付いているケースがほとんどです。売り切り型のコンテンツとは差別化を図ることが重要になっており、高額コンテンツの一例として「オンラインスクール」や「ビジネススキルのレッスン」が多いことも納得できるのではないでしょうか。
継続的なサポート体制をとるためには、それなりのシステムや機材などが必要になり、自社や個人の強みを活かし、高額コンテンツとして販売できる仕組みを整えることが重要なのです。
コンテンツ販売の価格設定&相場まとめ
今回は「コンテンツ販売の価格」について価格を決める基準や相場観を解説してきました。コンテンツを販売する際、多くの方が悩む価格帯の設定方法は競合を参考にしつつ、コンテンツの内容に沿った基準を設けることが大切です。
また、コンテンツ販売はフロントエンドとバックエンドというマーケティング手法を取り入れることで、新規顧客の獲得からクロージングに至るまでの流れをつくり出すことができます。
コンテンツに大きな付加価値をつけ、それに気づいてもらうことができれば高額コンテンツのオファーも可能になるので、具体的なコンテンツの価格感をイメージしながら販売に注力してみてくださいね。
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では、今回はこの辺で終わりにしたいと思います。
最後までご覧くださり、ありがとうございました。
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