リストマーケティングのやり方を知ろう!活用事例と学び方を徹底解説
Mar 26, 2023
「リストマーケティングを活用して副業を始めたい」
「リストマーケティングのやり方を知りたい」
など、リストマーケティングの活用方法について悩まれている方は少なくありません。
そこで、この記事ではリストマーケティングのやり方と手順、成功させるコツについて詳しく解説します。また、リストマーケティングの成功事例およびやり方を学ぶ方法もご紹介しますので、副業を始めるとき、あるいはフリーランスとして独立するときに役に立ててみてください。
リストマーケティングのやり方と手順
前提として、リストマーケティングには「規範となるやり方」が存在します。7つの手順がありますので、それぞれ解説します。
1.アクセスを集める
まず、マーケティング市場でアクセスを獲得できる優良なコンテンツを公開します。利用する媒体は、オンラインならブログ、メルマガ、アンケート、SNS、ダウンロード型のホワイトペーパー、オフラインではセミナー、DM、店頭アンケートなどです。
インターネットを利用したマーケティングが主流となった現在では、オンラインの媒体を用いることが多くなっています。これらの媒体にアクセスした人を、リスト獲得用のページ(ランディングページ)に導くのがリストマーケティングのファーストステップです。
2.見込み客リストに登録してもらう
リスト獲得用ページは、見込み客のメールアドレスなどの連絡先を登録してもらうページのことを指します。魅力的な無料オファーを提示し、「無料の商品やクーポンを送りますので、こちらからご登録ください」と誘導するのが典型的なパターンです。
最初から商品やサービスを販売することは、まずありません。そして登録してもらった見込み客の氏名・住所・メールアドレスなどを元に見込み客リストを作成します。
3.信頼関係を築く
約束したオファーを見込み客に提供します。提供する商品や情報は、良心的で価値のあるものでなければ意味がありません。
「無料でよいものをもらって得をした」
と、見込み客に納得してもらうことが肝心です。これにより、見込み客の信頼を獲得できます。その後ステップメール・メールマガジン・個別メールを配信する許可を得るとよいでしょう。
4.見込み客を育成していく
信頼関係を築いた見込み客に、メルマガ・ステップメール・LINE公式アカウント・ブログ・動画・音声・PDF冊子などを媒体として、価値のある情報や商品に関する知識を提供していきます。この中で安価な商品・サービスをセールスすることも可能です。
ときには、お得なクーポンを配布するのもよいでしょう。見込み客に有益な情報を提供することで信頼を高め、見込み客を育成して「顧客」へとグレードアップさせます。一つでも商品を買っていただければ、すでに大切なお客様です。しっかりフォローアップしていきましょう。
5.購買意欲の高い顧客に商品・サービスを提案
育成され、購買意欲が高まった顧客に、課題の解決策となる本命商品・サービスを提案します。
ここで初めて本命の商品・サービスが売れるのです。信頼関係を築いた顧客が価値を見い出せば、多少高額な商品も購入してくださるでしょう。ここまでのプロセスは、メール配信システム・マーケティングオートメーション(MA)を活用して自動化できる点がリストマーケティングのメリットです。
ステップメールの自動化のフローについては、こちらの記事を参照してください。
関連記事:ステップメールで集客する方法とは?効率的かつ爆発力のある集客方法を解説
6.信頼関係を維持
一度商品・サービスが売れても、それで終わりではありません。価値のある商品・サービスを手に入れた顧客とは、相当な信頼関係が築かれたはずです。既存顧客を特に大切にしてアフターフォローをしてください。信頼関係を長期にわたり維持することが重要です。販売した商品の使い方を説明したり、場合によっては繰り返しサービスを提供したりすることが必要かもしれません。
7.別商品を提案
既存顧客に別商品を提案することも可能です。顧客としては、全く知らない他のサイトからよりも、信頼している人から商品を買うほうが安心です。リストマーケティングを通じて、あなたは「知らない人」から「知っている人」に変わり、あなたの商品・サービスは「知らない商品」から「知っている商品」へと変わります。
これらがリストマーケティングで売るための秘訣です。
リストマーケティングのやり方として、どのような媒体が適切か
リストマーケティングで活用する媒体は、メール・LINE・Instagram・TwitterなどのSNSです。
それぞれのメリットやデメリット、特徴を解説していきます。
1.メール
SNSが全盛期の現在でもメールは利用されており、メールの広告としての効力も続いています。特に、メルマガは年齢層によっては人気があり、購読され続けているツールです。また、高齢者の場合は、SNSを利用することはあまりありませんが、携帯メールなら利用できます。つまりメールはあらゆる年齢層に対応できるというわけです。
さらにBtoBのリストマーケティングでは、SNSを利用するケースが稀ですが、メールによるマーケティングが今尚、効果的な手段として活用されています。
関連記事:メルマガで集客する方法とは?メールマーケティングのコツを徹底解説
2.LINE
LINEは若者から中年世代を中心に流行しているツールであり、リストマーケティングにも向いています。受信者が情報を受け取ったかどうかを確認できますし、受信者が気軽に返信できるのもメリットです。LINEを使って新商品や割引情報などを送り、販売促進できます。
ただし、LINE公式アカウントを活用している際に、アカウントが突然停止されることがあるので注意してください。こうなると顧客リストが全滅してしまうため、定期的にパソコンへバックアップしておくことが必要でしょう。
3.Instagram
Instagramは現在の若者に最も人気のある媒体の一つです。ビジュアルを訴求できる点がメリットであり、ブログなどの長い文章を読むのが苦手な人でもInstagramなら抵抗がなく受け入れられます。「インスタ映え」といった画像そのものの魅力を訴えることが多いツールです。
ハッシュタグを利用し、キーワード検索するユーザーにアプローチできます。例えば、「リストマーケティング」というハッシュタグをつけておけば、リストマーケティングに関連したコンテンツが検索表示されます。訴求するキーワードをハッシュタグに入力しておけば、多くの投稿の中から選択され、ユーザーの目に触れやすくなります。
4.Twitter
Twitterは文字媒体を中心に訴求できるツールです。メールやLineとの違いは、拡散性に優れ、1つの画面に複数のユーザーが同時にアクセスできることでしょう。1度に複数の人を対象にして商品・サービスを訴求できます。Twitterに投稿したコンテンツが評判となれば、コンテンツにアクセスしたユーザーを介して評判が広がり、期待以上のアクセスを得られる点が強みです。
ただし悪い評価が付くと逆効果ですので、注意してください。
リストマーケティングのやり方・成功させる4つのコツ
リストマーケティングを成功させるコツを4つに絞って解説します。
1.良質なアクセスを集める
最初に公開したコンテンツに対して、良質なアクセスを集めることが重要です。売ろうとしている商品・サービスに関係のないアクセスが得られても意味がありません。そのためには、誰に何を提供するのかを考慮したコンテンツを公開しましょう。
提供する情報のメリットを明確にして、アクセスしてくれた人にはどのようなベネフィットが生じるのかを伝えてください。メリット・ベネフィットが理解されれば、リスト登録につながりやすくなります。公開するコンテンツの量より質が大切です。
2.濃い見込み客リストを作成する
アクセスが集まったらフィルターをかけて見込み客リストを作ってください。アクセスしてくれた人の全てが見込み客になるわけではありません。中には不適切な人も含まれており、提供する商品・サービスに合っていない人は除外すべきです。
「~の方に特化しています」
「~の方には不向きです」
などのフィルターをかけ、濃い見込み客リストを作成してください。そのほうが後々、信頼関係を築いたり、顧客を育成したりする際にやりやすくなります。
3.厚い信頼関係を築く
濃い見込み客リストができた後は、信頼関係の構築が最重要課題です。
信頼関係がなければ、商品やサービスは全く売れません。逆にしっかりした信頼関係が築ければ、期待以上の売上が得られます。メルマガやLINE公式アカウントで厚い情報を配信したり、無料クーポンを提供したりして、顧客からの信頼を勝ち得てください。そのためには提供する情報の質と量が必要です。薄い情報は売り込みに逆効果をもたらします。
4.育成を自動化する
1〜3の実行が大切とはいえ、顧客が増えた場合には手間がかかり過ぎ、時間が不足しがちです。ビジネスには効率化も必要でしょう。
メール配信ツール・マーケティングオートメーション(MA)を活用し、見込み客の育成を自動化してください。自動化で時間に余裕が生ずれば、大切な顧客のアフターフォローに当てられます。顧客との信頼関係の維持もリストマーケティングを成功させるのに重要な因子です。
リストマーケティングのやり方を活用している企業の成功事例
実際にリストマーケティングを活用している企業事例を紹介します。企業名は伏せておきますが、どれも有名な企業ばかりです。これらの事例を見れば、リストマーケティングが身近なものと分るでしょう。
1.テレビショッピングを活用した成功事例
テレビショッピングの激安商品で顧客を集めている企業のです。誰しも一度はコマーシャルを見ているはずで、利用した人も少なくないでしょう。
「あんなに安くして儲かるの?」
と疑問を抱くかもしれません。
しかし、テレビショッピングを行っている会社は、激安商品で集めた顧客にパンフレット・ダイレクトメールを送って、リストマーケティングを行っています。信頼関係を築いた後にカタログで本格的な販売を行うシステムというわけです。
2.無料の公開テストを活用した成功事例
とある予備校では、全国統一高校生テストを無料で開催します。
「どうして無料なの?」
と疑問に思う人もいるでしょう。実をいうと模試の参加者を見込み顧客としてリスト化し、ダイレクトメールなどで進学情報を提供し、信頼関係を築いた後に予備校の通学を提案するという手法を取っています。
3.SNSを活用した成功事例
有名なコンビニエンスストアチェーンは、TwitterなどのSNSを活用してリストマーケティングをしています。魅力的な商品写真を使用して商品の魅力を訴求しているのが特徴です。
フォロー&リツイートで景品をプレゼントするなどの特典もあります。育成された顧客が実店舗で商品を購買する可能性が高まるというわけです。
また、別の事例では、食品、雑貨を取り扱っており、Instagramを活用したリストマーケティングをしている企業もあります。スタッフが商品を着用・活用している写真などを数多くアップし、ユーザーの「使ってみたい、食べてみたい」という感情を刺激します。実店舗での購買を促すのはもちろんのこと、オンライン販売も行っています。
4.LINE公式アカウントを活用した成功事例
清酒を製造・販売している会社では、LINEのリッチメッセージ配信を利用してリストマーケティングをしています。「父の日」などのイベントに合わせてメールを配信し、顧客を育成するシステムで、実店舗での販売以外にオンライン販売で全国に商品を配送しています。
関連記事:リストマーケティングの成功例を詳しく紹介!チェックポイントも解説
リストマーケティングのやり方を学ぶ方法
リストマーケティングを始めようとする際は、まずは教本で基本を学ぶとよいでしょう。
おススメの教本
以下の教本をネットで検索すれば、オンラインで購入できるはずです。
- レスポンシブEメールデザイン
- 図解でわかるデジタルマーケティング
- セールスライティング・ハンドブック
- リストマーケティング戦略講座
- ステップメール17の秘訣
しかし、本だけで個別の事例に対応するのは容易でないため、個々の状況に応じた集客方法については、経験者に相談するのが理想的です。今回ご紹介したように、「リストマーケティング」と言ってもやり方は複数ありますし、それぞれにメリットとデメリット、強みと弱みがあるものです。
もし、集客についてお困りでしたら、個別のオンラインカウンセリングにて、ご相談に回答させていただくことも可能です。気になる方は以下のフォームからご予約ください。
問い合わせ:無料カウンセリングに予約する
リストマーケティングのやり方でよくあるQ&A3選
では最後にリストマーケティングに関連して、よくあるQ&Aを3つ解説します。
Q1.リストマーケティングは副業に活用できますか?
リストマーケティングは低コストで運用できるにもかかわらず、大勢の人に一斉にセールスできるメリットがあります。また、やり方の手順を自動化できるため、効率のよいマーケティング手法です。そのため副業に適しています。
またクラウドソーシングのように手数料がかかったり、クライアントとの契約が突然切れてしまうといったリスクが少なくてすみます。アフィリエイト広告で収入を得ることができるのもメリットの一つです。リストマーケティングを活用した副業について、詳しくはこちらを参照ください。
関連記事:リストマーケティングは副業に最適!理由とやり方を徹底解説
Q2.リストマーケティングでは何を売ればよいのでしょうか?
リストマーケティングで売るのは、悩みや課題を解決したり、願望をかなえたり、大きな変化を引き起こしたりする商品・サービスが向いています。例えば、セミナー・講座・コンサルタント・サポート・代行業・教材・ツールなどがおすすめです。具体的なジャンルや選び方を知りたい方はこちらの記事もチェックしておきましょう。
関連記事:リストマーケティングでは何を売る?商品・サービスの決め方も解説
Q3.リストマーケティングとDRMの違いは?
リストマーケティングに類似した用語にDRM(ダイレクトレスポンスマーケティング)があります。
この2つの違いを解説しておきます。
リストマーケティングはダイレクトマーケティング(DM)とも呼ばれます。一方、DRMはwebサイト・SNSなどの自社マーケティングチャネルに反応したユーザーに直接アプローチするマーケティング手法を指します。SEO、コピーライティング、リストマーケティング、各種分析スキル、心理に関する知識が必要です。
つまりDMをさらに進化させたものがDRMというわけです。
今回は、リストマーケティングのやり方を7つの手順に沿って解説しました。リストマーケティングを成功させるためには、良質なアクセス、濃い見込み客リスト、厚い信頼関係、育成の自動化が必要です。正しいやり方を学ぶためには、教本およびオンライン講座やオンラインスクールを受講するのもおススメです。オンラインスクールに興味がある方は、以下のリンクページをご覧ください。
それでは、今回はここで終了とさせていただきます。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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