コーチングを独学で学ぶ方法は?お勧めの勉強方法や独学のメリットを徹底解説
Apr 08, 2023「コーチングは独学で学べる?」
「独学で稼げるようになりたい」
「資格って独学でも取れるの?」
このようにコーチングを仕事にしたいけれど、学習方法で悩んでいる方やスキルアップすることで稼げるようになりたいと考えている方に向け、本記事では「コーチングの独学方法」について詳しく解説しています。独学で学ぶことのメリット・デメリットはもちろん、資格の取得方法から実務への活かし方に関しても紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
コーチングを独学で学ぶメリットとデメリット
本項目では、これから独学でコーチングを学びたい方に向けて、独学のメリットとデメリットを解説していきます。独学を失敗に終わらせないためにも、ぜひ参考にしてください。
メリット: コストを抑えつつ自分のペースで学習できる
コーチングを独学で学ぶメリットは、コストパフォーマンスがよく、ペースを人に乱されないという部分にあります。
スクールに通うとなると、年間100万前後の受講料を払うケースもあるため、コストがかかるだけでなく、学校という「時間」に縛られた環境に身を置くことになります。つまり、自分で勉強を進められるタイプの人は、高い出費を払ってまでスクールに通う必要はないのです。
自分でネット検索し、動画コンテンツなどを上手く使えば、完全無料でコーチングスキルを磨くことも可能なので、コストを抑えたい方にはおすすめの学習方法となります。
デメリット: フィードバックがないので正解が分からなくなる
コーチングを独学で学ぶデメリットは、クライアントからのフィードバックを得られにくく、実践経験が積みにくいという点にあります。コーチング職は、自分(コーチ)と顧客の1対1でセッションを行うのが基本です。
独学ではインプットはいくらでもできますが、アウトプットができないため、コーチング職に運よく就けたとしても、高い評価が得られるとは限りません。コーチングで稼げるようになりたい方は、特にクライアントからの評価が影響するため、事前に実践経験を積めないことが大きな欠点になってしまう可能性があります。
また、独学では情報リテラシーが重要になっており、誤った情報を正しい情報としてインプットしていても、誰も修正してくれません。自分が正しい方向に進めているのかを確認するためにも、完全に独学で学ぶのではなく、経験者や一緒に学習できる仲間を増やす等して視野がせまくならないよう注意が必要です。
コーチング力を独学で磨く4つの方法
コーチングは独学でも学べることから、独学での勉強方法に興味を持っている方も多いでしょう。実際、数学や英語の勉強と同様に、コーチングにもいくつかスタイルの異なる学習方法が存在します。
また、独学も「完全に一人で学びたい」「独学だけど勉強の進捗を人と共有したい」など、理想の学習スタイルも個人によって異なります。
以下にコーチングを独学で学ぶおすすめの方法を4つ紹介しているので、ご自身に合った学習スタイルを取り入れてみてください。
方法1. 書籍やオンライン教材を使って勉強する
コーチングを独学で学ぶのに最適なのは、書籍やオンライン教材を使った学習方法です。これは、資格を取得する目的で進めるのはもちろん、知識を深めることでスキルアップするという視点でも有効でしょう。
前者の「資格習得」が目的の場合は、別途受験資格等も必要になりますが、基本的にはスクールに通いつつ、自習で独学を並行するのが一般的です。逆に後者の「スキルアップ」が目的なのであれば、独学のみで完結することができます。
いずれにせよ、コーチングを職業としてお金を稼いでいくのであれば、人との関わりが必要となってくるため、独学に縛られずにコミュニケーションを取ることも重要なのです。
方法2. 動画を視聴して学習する
独学の中でも「コーチングのスキルアップ」におすすめなのが、圧倒的にコスパの良い「動画」を使った学習方法です。コーチング関連の動画は世界中にたくさん存在するので、日本語に縛られなければ、十分な学習が可能でしょう。
コーチングの基礎知識に関するコンテンツから、セミナーの録画、実際のシミュレーション方法をまとめたコンテンツなど様々用意されています。今日では、YouTubeなどの無料で好きなだけ動画を視聴できるプラットフォームも充実しているので、信頼できる投稿者の動画をチェックするのもお勧めです。
注意点としては、無料で誰でも動画を投稿できることから、信頼性の薄い情報をコンテンツとしている可能性を考慮しないといけない点です。動画の情報が、嘘か本当かを調べる能力がないと、コーチング現場で痛い目を見る恐れがあります。
方法3. コミュニティに参加して他の学習者と情報共有する
一緒に学習できる仲間を探せる「コミュニティ」に属することも、コーチングの独学をより有意義にするために重要な要素です。コミュニティでは、学習内容の共有やアウトプットができることから、モチベーションの維持に最適といえます。
コーチングを独学で学んでいるからと言って、必ずしもコーチング関連のコミュニティに属する必要はなく、受験生や資格習得のための勉強コミュニティに参加する形でも問題ありません。
もし積極的な交流が苦手なのであれば、TwitterなどのSNSを運用することを検討してみてください。「今日はこの本を読んだ」「今日はこんなことを学んだ」など、自身の学習状況を発信することで、同じ境遇の人が自然と集まり、学習のモチベーションUPにも繋がるでしょう。
方法4. 実務経験をアルバイトで積む
コーチングを独学で学ぶには、座学だけでなくコーチングで学んだ知識を実践することも重要です。コーチング職は、正社員を目指さない限り、アルバイトでもコーチング関連の仕事に関わることができます。
ジャンルが様々なコーチング職ですが、中でも「スポーツコーチ」の場合は、アルバイトで採用している場所が多いです。学生時代に特定のスポーツ部に入っていた経験がある方は、ぜひチャレンジして見てください。
また、塾の先生や家庭教師なども、学んだコーチング理論を実践に活かしやすい職業です。生徒の目標設定から達成までのプロセスを考えるため、コーチングスキルの実践には打って付けと言えるでしょう。
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独学でコーチング資格は取れる?代表的な資格3選
独学でコーチングを学んでいる方の中には、コーチング資格を取得してみたいと思っている方もいるかもしれません。しかし、結論から言うとコーチング資格は基本的にスクールへ通った証明が必要となるため、完全に独学での取得は難しいのが現状です。
指定のスクールを卒業した証明書、講座受講歴、実務経験の証明など求められる要件は様々ですが、要するに「テストに受かれば取得できる類の資格ではない」ということです。
以下は、国内で取得できる代表的なコーチングの資格です。それぞれ、どの範囲まで独学で対応可能なのか、資格取得に必要な要件も含めて記載しているので確認していきましょう。
Japan Certified Coach (JCC)
Japan Certified Coach (JCC)は、一般社団法人日本コーチング協会(Japan Coaching Association)が認定する資格となります。JCCを取得したい場合は、日本コーチング協会に加盟したコーチ養成機関での講座を修了している必要があるため、完全独学での取得は不可能です。
試験内容は「コーチング理論」や「スキル」、「マインドセット」に関する問題が出題されるため、受験勉強のように学習による知識の蓄積が必要となります。知識の習得に関しては、ある程度まで独学で対応することが可能です。
試験の難易度は比較的高く、取得した暁にはコーチング業界での名刺代わりになること間違いないでしょう。
Associate Certified Coach (ACC)
Associate Certified Coach (ACC)は、国際コーチ連盟(International Coach Federation)が認定する資格です。ACCを受験するには、ICFの認定コーチプログラム(ACTP)か、ICFの承認を受けたコーチングスクール(ACSTH)の修了証明書が必要になります。
もしくは、ICFが認定する個別の学習プログラム(CCE)で、60時間のコーチングトレーニング+100時間の実践経験があれば試験を受けることができます。
ACCは「コーチングの基礎知識」的な部分から、「倫理規定」に関する問題まで幅広く出題されるため、スクール以外での学習が非常に重要な資格といえます。難易度はJCCよりも低い初級者向けの資格となるため、これからスタートラインに立ちたい人におすすめな資格です。
Professional Certified Coach (PCC)
Professional Certified Coach (PCC)は、ACCと同じ国際コーチ連盟(ICF)が認定する資格となります。ACCが初級編であれば、PCCは中上級者編に相当する難易度設定であり、コーチングをより深めていきたい方向けの民間資格です。
試験では、「エッセイ形式の筆記試験」や「コーチングセッション録画の提出」、「対話型の試験」が用意されていることから、ACCと比較してもより実践的な力が試されます。中でもエッセイ形式の問題では、コーチングに関する幅広い知識が必要となるため、スクールや実務経験以外の自主学習で、インプットしていくことが重要です。
各コーチングの詳しい試験内容や難易度については、以下の記事に詳しく記載されているので気になる方はチェックしておいてください。
関連記事:コーチング資格の種類と難易度比較 - ICF・ユーキャンなどの資格取得方法を徹底解説
コーチングを独学で学んだ後は?
コーチングを独学で学ぶ目的は、「コーチとして就職する」「資格を取る」「本業の仕事に活かす」「独立・起業する」など、人それぞれです。
ただ、共通しているのは「学んだ経験や得られた知識・スキル」は必ず本人にとって糧になるということです。さらに、今度は習得した知識やノウハウを「人に教える」ということで、収益化することも可能です。そこで、その経験を活かす具体的な方法を幾つかご紹介いたします。
独学の学習経験をコンテンツにする
例えば、もしあなたが独学でコーチングの資格を取得できたとして、その取得までのプロセスを人に教えるという目的で、それらをデジタルコンテンツとして販売することができます。
また、アルバイト経験で培ったコーチングスキルなども同様で、「自分の経験をコンテンツ」として提供することもできるでしょう。すでにコーチとして実績を積んでいるのであれば、「コーチを目指す人にノウハウを提供する」ということも考えられます。
ここで言う「コンテンツ」とは、主にデジタルコンテンツを指しており、具体的には「動画」や「教材」「オンライン講座」など、様々な形式があります。
要するに、ご自身の経験・知見を商材として販売するわけです。スクールに通ってコーチングのスキル・知識を身に着けたのではなく、それを「独学でやった」のであれば、あなたと同じように「独学で学びたい」人にとっては、そのノウハウは「お金を払ってでも欲しい情報」となり得るわけです。
デジタルコンテンツで収益化する方法
収益化の分かりやすい例としては、メディアプラットフォームの「Note」に「ノウハウまとめ」のようなコンテンツを販売する方法などが挙げられます。
もちろん、それ以外にも動画を制作したり、講座として販売したり、あるいはオンラインスクールを運営するなどして、「顧客にコーチングする」または「コーチングのノウハウを教える」という形で大きく収益を伸ばすということも十分に可能です。
また、コーチングの専門的な知識は、コーチング業務に携わっている人以外にも需要があります。例えば、会社のチーム育成に悩んでいる中間管理職の人や、介護福祉士で顧客の感情をうまくコントロールできずに悩んでいるような人達です。
コンテンツを制作したり、それらのコンテンツを販売するプラットフォームに上手く集客したりするためには、コンテンツの制作方法や集客方法をきちんと学んでおくことが大切です。以下の記事では、そうしたコンテンツの制作手順や集客の方法を具体的に解説しているので、興味のある方はぜひチェックしておいてください。
関連記事:コンテンツ販売のやり方・作り方!個人で売る方法教えます!
関連記事:オンライン講座の作り方!選定から企画・販売まで全ステップ徹底解説
関連記事:オンラインスクールの作り方・始め方!構築から運営方法まで徹底解説!
コーチングを独学で学ぶ人向けのQ&A
最後に、コーチングを独学で学びたい人向けに、よくある質問をQ&A形式で紹介していきます。yahoo知恵袋などでも頻繁に取り上げられている質問を抜粋しているので、ぜひ参考にしてください。
Q1.コーチングを国内で教えている所はどこ?
コーチングを国内で教えているスクールは数多く存在しますが、中でもICFが認定しているスクールとなると一定数に絞られます。数あるコーチングスクールの中でも、下記3種類はICF認定な上に、評判も高いことで有名です。
- 一般社団法人 東京コーチング協会: PCCが取れる
- 銀座コーチングスクール: ACTPプログラムを提供
- 株式会社 コーチ・エィ: PCCが取れる上に包括的
先にも紹介しましたが、PCCはコーチング資格の入り口の役割をしている初級者向けの資格です。この資格を取得することで、コーチとしての幅は一気に広がる上に、PCCからACCへランクアップを目指すことで、コーチとしてキャリアアップを目指すことができます。
但し、言うまでもなく膨大な時間、費用を要することは覚悟していく必要があるので、ご自身の状況、目標に応じて慎重に選択するようにしてください。
Q2.高卒でも資格を持っていれば働けますか?
A:働けるが、稼ぎたいなら四大卒が好ましい
高卒でもコーチングを仕事にすることは、結論から言うと可能です。しかし、雇用形態が正社員以外となるケースが多く、収入面で厳しくなることは避けられません。
また、資格を持っていたとしても、コーチングの資格は国家資格ではなく民間資格であるため、資格の有無が、就職の有利・不利に影響するとは考えない方が良いでしょう。
但し、熱量と行動力次第では、高卒でもコーチとして独立・起業し、成功を収めることも十分可能なポテンシャルを秘めている業界でもあるので、あきらめる必要はありません。もし、起業や独立の手順について詳しく知りたいのであれば、こちらの記事も参照してみてください。
関連記事:コーチングで失敗なく起業する!稼げるコーチになるための方法を徹底解説
Q3.独学とスクールに通うのとではどのくらい違いますか?
A:資格を取得できるかどうかに違いがある
コーチングで資格を取得したい場合、スクールに通ったことの証明が受験資格の条件となるケースがあります。つまり、コーチング資格を取りたいのであれば、スクールへ通うことを前提に考えた方が良いでしょう。
コーチングを仕事にしたい場合、必ずしも資格が必要というわけではありませんが、コーチとして本格的に活動したいのであれば「資格がある」に越したことはありません。また、それ以上に実績がものを言う業界ですので、独学にせよ、スクールに通うにせよ、コーチとして成功したいのであれば各自の状況に合わせて戦略を練る必要があるでしょう。
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