独学でコーチング資格を取得するメリットは?取得方法やチェックポイントを徹底解説
Apr 03, 2023「コーチングについての基本的な知識がなくて困る」
「資格を取得するための具体的な手順が分からない」
「資格取得に必要なスキルやツールを教えて欲しい」
このようにコーチングの資格を独学で取得したいけど、具体的にコーチングが何なのかが分らなかったり、どうやって勉強を進めていけば良いのか迷っていたりする方もいらっしゃいますよね。
コーチングは近年トレンドになっている分野な反面、英語圏の知識を翻訳したノウハウも多く、資格取得までの具体的な手順が分かりにくいケースもよくあります。また、資格が"複数存在"するので、どれが良いのかも分かりにくく、結果として独学がしにくくなってしまう問題もあるのです。
そこで、こちらの記事では、独学でコーチング資格を目指している方に向け、具体的な勉強方法や手順、教材の選び方、独学における注意点を解説していきます。
またコーチングの種類や起業についてもご紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
独学でコーチング資格を取得するメリット
独学でコーチング資格を取得する場合、まずはどのようなメリットがあるのか確認していきましょう。また、コーチングの資格を取得するには、前提としてスクールにも通う必要があるので、独学とスクールの役割分担に関しても見ていきましょう。
メリット1. 自分の理解度に合わせて学習できる
独学をするメリットの1つ目は、やはり自分のペースで学習できるという点です。
学生時代に授業で勉強を習うよりも、自主学習で勉強した方が頭に入りやすかった方も多いのではないでしょうか。独学が向いている人の特性というのはまさにこんな人であり、スクール以外の場で本領を発揮できる傾向にあります。
また、独学であれば、自分自身で勉強の進め方を決めることができ、学習スピードに応じて時間をかけたり、素早く進めたりすることができます。スクールでは良くも悪くも、周りの人達と同じスピードで学習していくことが基本です。
自分でどんどん努力できる人や、まったりと密度高く学びたい方は独学が向いていると言えます。
メリット2. 実践的な知識とスキルを身につけられる
独学スタイルでも実践経験を積むことは十分に可能です。ボランティア活動や友達にコーチング練習の名目で手伝ってもらう、アルバイトをするなどして、独学で得た知識を実践してみましょう。また、学んだ知識をもとにセルフコーチングを行うのも、実践経験を積むのに有効です。
メリット3. 自分のスケジュールに合わせて学習ができる
独学でコーチング資格を取得する場合、自分のスケジュールに合わせた学習ができることもメリットの一つです。例えば、コーチング学習の中にも「通信講座」や「オンライン学習」のような、自宅からでも好きなだけ学べるような環境が存在します。特に、仕事や家庭が忙しくて定期的に学校に通うことが難しい場合には、自宅や通勤中など自分の時間を上手に活用するとよいでしょう。
もちろん、資格取得のためには一定期間のスクール学習が必要です。しかし、独学で自分のスケジュールに合わせた学習ができれば、スクール内でも圧倒的な成長速度でコーチングの知識を身につけることが可能になります。
自分自身で学ぶことにより、結果として、スケジュールに合わせた学習プランを作成し、継続的に学習することができる様になるため、コーチングの知識を自分自身に対してアウトプットすることも可能です。
独学でコーチング資格を取得するための方法と手順
独学でコーチング資格を習得するには、資格習得までの目標設定が非常に重要です。具体的には、自己学習のスケジュール管理や、必要な教材等の情報収集が必要になります。
また、コーチング業務をする上では、実践経験も重要な要素となってくるため、独学とは言っても、完全に一人で学習するわけにはいきません。最終的には、資格試験への準備をする必要があるので、長い道のりと言えるでしょう。
本項目では、一般的な合格までの下準備の方法を解説していきます。
step1.資格取得の目標を明確にする
コーチング資格を取得するためには、まず自分がどのような目的で資格を取得したいのかを明確にする必要があります。これはコーチングでも重要になってくる「目標設定」のフェーズでもあり、今後スムーズに学習を進めていくためにも時間を掛けたいステップです。
例えば、自己啓発のために取得するのか、将来の仕事で役立てるために取得するのかなど、目的に合わせた資格の取得計画を立てることから始めましょう。特に現状の目標がない方は、色々なコーチングの活かし方を知ることで、目標がハッキリするかもしれません。
お金が目的で「稼げるようになりたい」というシンプルな理由でも良いでしょう。コーチングは近年トレンドに乗っている業界の一つなので、稼げるか気になる方はこちらの記事をご覧ください。
関連記事:コーチングの年収はどれくらい?仕事内容や稼げる理由を紹介
step2. 資格取得に必要な教材を集める
独学でコーチング資格を取得するためには、適切な教材が必要です。インターネット上には様々なコーチングの教材がありますが、たくさんあるからこそ「正確で信頼性の高いものを選ぶこと」が重要になります。
例えば、今すぐネットで「コーチング 教材」と検索してみて下さい。検索上位には「スポンサー」と書かれた記事が多数現れます。これは、コーチング教材が広告を打つに値するほど需要があり、競争率が激しいことを表している証拠です。
それだけたくさんある学習教材ですが、「コーチングの資格取得」にフォーカスするのであれば、ICFのスクールで手に入る教材を使うのがベストでしょう。また、参考書や資格取得に必要な教材以外にも、実践的な経験を積むためにはセミナーやワークショップに参加することもおすすめです。資格に限らず、コーチングを広い意味で学べる良い機会なので、使い分けながら役立てるとよいでしょう。
step3.学習の計画を立てる
独学でコーチング資格を取得するためには、計画的な自主学習が必要です。スケジュールがしっかりと建てられた学習計画があれば、どのくらいの期間でどのくらい頑張れば良いかがハッキリします。実際にコーチングの仕事でも、クライアントの目標設定後はスケジュール設定を行うのです。つまり、自己学習のスケジュール管理は、直接的にコーチングの実践練習にも繋がります。
結論、自分に合った勉強スタイルやペースを見つけ、スケジュールを組んで取り組むことが大切です。また、学んだことを定期的に復習し、自分自身でアウトプットすることも忘れないようにしましょう。
step4.実践経験を積む
コーチング資格を取得するためには、理論だけではなく実践的な経験も必要です。具体的には、自分自身でコーチングを行うことや、ボランティア活動などを通じて実践経験を積むことがおすすめできます。
また、先にも少し触れましたが「セルフコーチング」という手段もお勧めです。目標設定から、現状分析、アクションプランの作成、自己評価、改善策の見直しを自分自身のアクションに対し、客観的な立場で行う事でコーチングの実戦経験を積むことができます。
また、実戦経験はコーチングの資格試験でも模擬でコーチングをテストされる場合があるので、資格習得に直接繋がる重要な要素です。
step5. 試験合格のための準備をする
資格取得の最後のステップは、試験の準備です。試験に合格するためには、試験の形式と内容を理解し、試験対策をする必要があります。
まずは、試験の形式について調べましょう。コーチング資格試験には「筆記試験」「口頭諮問」「実技試験」などが含まれています。取得したい資格の試験の形式によって、出題内容や対策方法が異なってくるため、学習をスタートする前に詳しく調べておく必要があります。
次に、試験の内容について調査しましょう。資格試験には、コーチングの基礎知識や技法、倫理規定などが出題されます。基本的にはスクールで習う内容をしっかりと身につければ問題ありませんが、独学する上では教材やテキストを復習し、問題集や模擬試験を解いて、自分の理解度を確認することも重要です。
最後に、試験対策を行いましょう。自分が苦手とする分野や問題形式を洗い出し、それに特化した勉強をすることが重要です。また、試験当日に向けて、過去問題や模擬試験を多数解いて、試験の雰囲気や時間配分に慣れるようにしましょう。 コーチング資格関連の難易度を詳しく知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。
関連記事:コーチング資格の種類と難易度比較 - ICF・ユーキャンなどの資格取得方法を徹底解説
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独学でコーチング資格を取得する際に注意すべき点
独学でコーチング資格を取得する場合、自分自身で進めるための計画を立てたり、情報を収集したりする必要があります。しかし、同時に資格を取得するまでに多くの人達が引っ掛かる罠が存在するのです。
「的外れな勉強に、膨大な時間を割いてしまった」
「あっちとこっちで、言ってることが違う...」
このように、独学ならではのトラップがコーチングの資格学習では多く潜んでいます。これから学習する方には絶対にハマってほしくないので、細かく解説していきましょう。
check1. 適切な教材の選択ができているか
独学で学習を進める上で、注意するべきポイントの1つ目は「適切な教材の選択」です。コーチング資格を取得するためには、正しい知識やスキルを身につける必要があるため、信頼できる書籍やオンライン講座などの教材を選択することが大切です。さらに言うと「目標」に対する最短ルートとなる教材が望ましいと言えます。
例えば、ご自身がACCの資格取得を目指していた場合、ACCの資格取得には以下の要件が課せられます。
- 60時間以上のコーチング教育
- 100時間以上のコーチング経験
- 10時間のメンターコーチング
- パフォーマンス評価(合格点)の取得
- ICF認定資格試験の合格
独学するのであれば、5つ目の「ICF認定資格試験の合格」を目標にすると考えられるため、この試験の過去問を確認するのが手っ取り早い手段となります。選択した教材が、資格取得に必要な知識や技術を網羅しているかをしっかりと確認し、十分な時間をかけて学習することが重要です。
check2. 自己管理
独学で学習する場合、自己管理能力が求められます。自分自身で学習を進めるための計画を立て、それに基づいて日々の学習を進めることが必要となります。
例えば、先の例では「ICF認定資格試験の過去問を解く」ことがアクションの一つになるでしょう。過去問は良くも悪くも、誰でも簡単に確認ができることから、試験のような緊張感を味わうことはできません。
過去問で満点が取れるようなレベルに達しても、実際の試験会場で緊張してしまっては、最高のパフォーマンスが出せないことも考えられます。同じシチュエーションに近い状況をつくれるかも自己管理の一つであると言えるので、色々な側面から自分を分析する必要があるのです。
また、学習に集中できる環境を整えたり、継続的に取り組むためのモチベーションを保つことも重要でしょう。家で勉強するのが苦手なのであれば、カフェで学習するのはもちろん、スクールの学習スペースで決まった時間に独学するのもおすすめです。自己管理能力を高めることで、効率的かつ効果的な学習が可能になります。
check3. 実践練習にも時間を掛ける
コーチング資格を取得するには、理論だけではなく実践的なスキルが必要です。そのため、独学で学習する場合でも、実践練習に時間をかけましょう。具体的には、自分自身でコーチングの練習を行ったり、実際にコーチングのセッションに参加することが有効です。
最近では、ビデオ通話が無料で利用できる「Google Meet」や「Zoom」などのツールが多数存在します。顔出しが苦手なのであれば、SlackやDiscordなどを駆使するのも選択肢の一つなので、対面でのセッション練習にこだわる必要はありません。
練習を通じて自分の強みや課題を把握、改善していくことがスキルの向上に繋がるので、試験合格を目指す方はぜひ積極的に実戦練習を行ってみましょう。
独学でコーチング資格を取得する際に気になるQ&A
最後に、独学でコーチング資格取得を目指す方の多くが気になっている質問を集めてみました。それぞれ回答しているので、自分にあてはまる質問がある方はぜひ参考にしてください。
Q1. コーチングの資格がないと仕事はできないのでしょうか?
A: コーチングの資格は仕事をする上では必須ではない。
結論、コーチングの資格がなくてもコーチングをすることは可能です。実際にFPSゲームのコーチや恋愛コーチなど、コーチング資格を持っていない方の割合が高いコーチングの分野もあるくらいです。
しかし、資格を持つことで信頼性が高まり、クライアントからの依頼を得やすくなるというのも事実です。また、「ビジネス」や「英語」などのジャンルでは、自分のバックグラウンドや資格の有無が重要視されるため、持っているに越したことはありません。
資格を取得することで、コーチングの技術や知識をより深く理解することもできるので、時間に余裕がある方は、コーチングの資格取得を積極的に検討すべきです。
Q2. 独学でコーチング資格を取得するのはどのくらいかかる?
A: 一般的には1年から2年程度の期間が必要
独学でコーチング資格を取得する期間は人によって異なりますが、平均的には1年から2年程度の期間が必要とされます。但し、取得に必要な時間は自身の学習スタイルや学習時間、学習の進み具合、スクールのカリキュラムなどによって異なります。
スクールに通うのであれば、どんなに頑張っても試験資格を得るためには既定のルール(スケジュール)に従う必要があるので、飛び級は基本的にできないという認識でいると良いでしょう。
Q3. コーチングで稼ぐにはどうすればいいですか?
A: アルバイトやオンラインコンテンツの販売などを行う
コーチングで稼ぐには、資格を取得している必要はありません。つまり、学習段階でも学んだコーチングスキルを活かして収益化することが可能ということです。例えば、地元の少年団で「サッカーコーチ」のアルバイトをするのも、コーチングで稼いでいることになります。また、英語の個人塾で生徒を「教育」ではなく、「コーチング」的な視点で教育するのも手段の一つです。
コーチングの知識を学びつつ、実践で得た知識をNoteやブログにまとめたり、オンラインコンテンツとして販売すれば、さらなる収益を目指すことができます。つまり、コーチングを本職として、正社員で稼ぐ以外にも、色々な稼ぎ方が存在するのです。講座の作り方やスクールの運営手順については、以下の記事を参照してください。
関連記事:オンライン講座の作り方!選定から企画・販売まで全ステップ徹底解説
関連記事:コンテンツ販売のやり方・作り方!個人で売る方法教えます!
以上、独学でコーチングの資格取得を目指す際に気になるQ&Aのコーナーでした。
最後に、コーチングで起業を考えている方は、以下の記事もぜひチェックしてください。また、当サイトでは個人の独立・起業を目指す方をサポートするため、無料で起業相談のカウンセリングも行っております。予約制ですので、ご予約いただいた方から順次、御連絡いたします。
関連記事:コーチングで失敗なく起業する!稼げるコーチになるための方法を徹底解説
それでは、今回はここで終わりにしたいと思います。
最後までご覧いただき、誠にありがとうございました。
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