ヨガインストラクターは仕事がない?理由と対策を解説
Sep 23, 2023
「ヨガインストラクターは仕事がないって本当?」
「ヨガインストラクターの仕事がなくて辞めようと思っている」
ヨガインストラクターとして活動している方やこれから目指している方の中には、このような疑問、考えを持った方が少なくありません。
ヨガインストラクターは人気の高い職種ですが、「仕事がない」と言われることが多いようです。しかし実態はよく分からず、不安が募るばかりではありませんか?これからヨガインストラクターになろうとしている人は困ってしまいますね。
この記事では、ヨガインストラクターは本当に仕事がないのか、どうして仕事がないと言われるのか、仕事がない場合はどうしたらよいのかを解説します。これを読めば、ヨガインストラクターの仕事に就く方法が分かります。ヨガインストラクターを目指す際に役に立ててみてください。
ヨガインストラクターは仕事がないって本当?
ヨガインストラクターは仕事がないと言われますが本当でしょうか?
求人情報サイトで実態を調べてみました。
- ヨガスタジオやジムの正社員の場合
- フリーランスへの業務委託の場合
- 独立してヨガスクールを開設する場合
Case1. ヨガスタジオやジムの正社員の場合
ヨガインストラクターが正社員として勤務する会社は、ヨガスタジオ・フィットネスジムなどです。ヨガスタジオは全国にあり、全国のヨガ&ピラティスの教室・スタジオ検索サイトYOGA ROOMに掲載されている教室数は7,590程です。さらにフィットネスジムでも、他のインストラクターに混じって、ヨガインストラクター求人があります。
2023年3月24日現在、indeedで検索した結果を示します。
- ヨガインストラクター 正社員:2,235件
- ヨガインストラクター 未経験者 正社員:1,247件
2023年3月24日現在、求人ボックスで検索した結果を示します。
- ヨガインストラクター 正社員:6,066件
- 未経験OKで絞り込む:4,763件
けっこうたくさんの仕事がありますね。たとえば以下のような求人があるようです。
「ヨガインストラクター未経験・正社員:ホットヨガスタジオ、残業なし、交通費支給、昇給・昇格あり、月給20~30万円、変形労働時間制、未経験からでも始められます」
Case2. フリーランスへの業務委託の場合
フリーランスあるいは副業の人が業務委託でヨガインストラクターをする際は、週のうちで決まった曜日・時間にレッスンを担当します。大抵は1レッスンが1時間に設定されているようです。
2023年3月24日現在、indeedで検索した結果を示します。
- ヨガインストラクター 業務委託:84件
- ヨガインストラクター 未経験 業務委託:18件
2023年3月24日現在、求人ボックスで検索した結果を示します。
- ヨガインストラクター 業務委託:1,748件
- 未経験OKの条件をつけて絞り込む:1,414件
正社員と比べると業務委託の仕事は少ないようです。求人内容の例を以下に示します。
「ヨガインストラクター:時給1,000~2,500円、業務委託、ヨガイベントのアシスタントまたはヨガインストラクターとしてレッスン、未経験OK、シフト制、短期・単発、学歴不問」
Case3. 独立してヨガスクールを開設する場合
フリーランスとして独立し、レンタルスペースなどを借りてヨガスクールを開設する人もいます。ヨガスクールに雇われるのではなく、独立開業するやり方です。残念ながらこういったケースが何件くらいあるのかというデータは見当たりません。
開業する気になれば制限はなく、いつでも開設できます。レンタルスペースを借りる際には、初期費用は30〜50万円くらいですみ、レンタル料も1時間あたり1,000〜2,000円くらいです。生徒さえ集まれば、レッスン料がそのまま自分の収入になります。
ただし集客を自分でやらねばならず、ヨガインストラクターの実績があり、ファンが100人以上いる人でなければ難しいでしょう。ある程度生徒がいる人でも、さらに生徒を集めたり、会計を自分でしたりするのは大変です。そのため実際に開業している人は少ないと思われます。
さらにインストラクターがオーナーになってスタジオを開設する方法もあります。この場合は何千万円もの開業資金が必要で、自己資金がない人にはかなり難しい選択肢と言えます。独立・開業を目指す方はこちらの記事も合わせてご覧ください。
関連記事:ヨガインストラクターとして独立!オンラインスクールを開設しよう
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ヨガインストラクターの仕事がないといわれる理由
以上の調査によれば、多くのインストラクターの仕事があるということが分かりました。ではなぜ「仕事がない」といわれるのかを解説していきます。
理由1. ヨガインストラクターが多すぎる
近年のヨガブームでヨガインストラクターになりたい人は非常に多く見られます。Googleで「ヨガインストラクターの養成講座」を検索すると、ヒットする件数は581,000件! 全国には何百〜何千軒もの養成講座があり、しかも資格が比較的楽に取れるのが特徴です。難関の国家資格は存在せず、だれでも民間の資格を取れます。
例えば「FIRSTSHIP」というヨガ専門学校の卒業生は11,000人を超えています。日本ヨガ連盟のヨガインストラクター養成講座修了者数は1,000人以上。その他にも多くの養成講座があり、ヨガインストラクターの民間資格を持っている人が何万人もいることは間違いありません。
新人・未経験者も毎年何千人も生み出され、年々増える一方です。ヨガの民間資格に希少価値があるとは言い難い状況です。要するに、民間資格が楽に取れることが問題というわけです。また、たった数日間の合宿で、どんなヨガのスキルが身につくかというと疑問が残ってしまいます。
加えて、数週間の養成講座を受けただけで、プロのヨガインストラクターになれるはずもなく「資格さえあればOK」というわけではなさそうです。つまり、資格を取るにしても、しっかり本格的な訓練を受け、信頼度の高い資格をきちんと選ぶということが重要であることが分かります。
理由2. 正社員の募集はあるがオーディションを通過できない
先に示したとおり、求人ボックスで「ヨガインストラクター 正社員、未経験OK」で検索すると4,763件の求人が見つかりました。この募集枠には経験者も含めて何万人もが応募します。大手ジムのヨガインストラクター求人2名に応募者約100人が集まった例もあるそうです。これは驚くべき競争率ですね。
採用のためにオーディションが開かれ、採用される確率は相当に低くなります。養成講座を修了しても実際にインストラクターになれるのは選抜された人だけのようです。これでは「仕事がない」という評判が立つのも仕方ないかもしれません。
ただ、これはヨガインストラクター特有の現象ではなく、人気のある職種の募集はいずれも競争率が100倍を超えることはよくあることです。コミックス編集者、テレビ局員、新聞記者などもしかりでしょう。アスリート、タレントなどはもっと激しい競争率のはずです。選ばれた人だけが人気の職種につけるのが現実ということです。
理由3. 業務委託・アルバイト・パートの募集はさらに少ない
正社員がだめなら業務委託でパート勤務しようと考える人が多く見られます。先に示しましたとおり、求人ボックスで「ヨガインストラクター 業務委託 未経験OK」で検索すると1,414件見つかりました。この募集数は正社員の募集数を下回ります。
この募集枠に、未経験者、経験者が何千人も応募するため、正社員と同じ競争率です。しかも未経験者より経験者のほうが有利ですから、未経験者が採用される確率はさらに低くなります。
ヨガインストラクターの仕事がない場合の対策
ヨガインストラクターの仕事を獲得するためには、自分と他の人の間に差をつけるしかありません。具体的な対策を解説します。
対策1. スキルアップして資格をとる
一般の養成講座で取れる資格は希少価値がありません。最低でもRYT200の資格は必要です。この資格を取るためには200時間のレッスンが必須ですが、これでも足りないと思いませんか?さらに上級のRYT500、RYT700も取ったほうがよいでしょう。
RYT200の日本人登録者数は1,415人と希少価値があるため、ヨガインストラクターのオーディションを受ける際に強力な武器となるはずです。さらにRYT500やRYT700を取っておけば採用されやすくなります。
RYTの資格を取るためには、日数と費用がかかりますが、これは必要な自己投資です。お金をかけずにプロになれる仕事はありません。資格についてさらに詳しく知りたい方は以下のリンクページをご覧ください。
関連記事:ヨガインストラクターにおすすめの資格5選!取得方法も一挙ご紹介
対策2. 人気のあるインストラクターのレッスンを受ける
RYTの資格を取っただけでは不十分です。ヨガのスキル、知識はさらに磨いていく必要があります。人気のあるインストラクターのレッスンを受けて、ヨガのスキル、コミュニケーションスキルを学びましょう。人気のある先生ならば、まねをする価値があります。そしてオーディションを通過する秘訣・コツも学べるはずです。
対策3. 未経験者可の正社員採用枠に何としても入り込む
現実的にヨガインストラクターになれる道は、ヨガスタジオで「未経験者可の正職員」枠に入るしかありません。求人ボックスに紹介されている4,763件の募集枠に何としても入り込みましょう。
業務委託はほぼ経験者に限定された募集枠であり、未経験者は採用され難いと思われます。くり返しますが、人気がある職種で競争率が高いのは他の職種と同じです。オーディションで選ばれた人だけが憧れのヨガインストラクターになれます。
対策4. エリアを限定せずに仕事を探す
正職員の募集を探す際には、エリアを限定せずに広い範囲で探してください。まず、ウェブサイトの求人情報で探します。スタジオの大小は関係なく、多数の募集に応募することが必要です。
- 求人ボックス
- indeed
- スタンバイ
- careerijet
ヨガインストラクターに特化した求人サイトもあります。
- Yaga job
- NaYOGA
- Fitness job
対策5. オンラインレッスンをする
スタジオインストラクター以外に、オンラインレッスンという手段もあり、以下のようなオンラインヨガで募集が見られます。
- SOELU
- YOGATIVE
- ヨガステ
- クラムる
新たにオンラインスクールを開設するのも一つの方法です。費用をかけず、オンラインスクールが開設できるプラットフォームもあるため、一考する価値は十分にあります。詳しく知りたい方はこちらの記事をチェックしてください。
関連記事:ヨガインストラクターとして独立!オンラインスクールを開設しよう
ヨガインストラクターの仕事がないに関するQ&A
Q1. ヨガインストラクターは儲からないのでしょうか?
ヨガインストラクターの収益は概ね以下のとおりです。
- ヨガインストラクター正社員の平均年収は443万円
- 業務委託の時給は2,000円~5,000円
- フリーランスの年収調査では大半が200万円未満
正社員であれば、ある程度稼ぐことができています。さらに詳しく情報を知りたい方は以下のリンクページをご覧ください。
関連記事:ヨガインストラクター は儲からない?理由と解決策をご紹介!
Q2. ヨガインストラクターが抱えている悩み・現状は?
ヨガインストラクターが抱えている現実は以下のとおりです。
- 仕事がない
- 儲からない
- 体力的にきつい
- 周りとの差別化が難しい
- 見栄えや容姿がよいほうが有利なことがある
合わせて、ヨガインストラクターの実情を詳しく知りたい方は以下の記事を参照するとよいでしょう。
関連記事:ヨガインストラクターの現実をご紹介!悩みを解決する方法も解説
関連記事:ヨガインストラクターはしんどい?理由と対策も解説!
Q3. ヨガインストラクターに向いている人は?
以下のようなタイプの人に向いています。
- ヨガが好きな人
- 人前に出るのが好きな人
- 勉強熱心な人
- やりがいを重視する人
- 負けん気が強い人
ヨガインストラクターの仕事がないのではなく、ヨガインストラクターが多すぎるために、勤務先が足らないことを解説しました。
ヨガインストラクターの民間資格は誰でも取れるため、希少価値がありません。まず希少価値のあるRYTの資格を取り、さらに人気のあるインストラクターからスキルを学び、何としてもヨガスタジオ正社員のオーディションを通過しましょう。
オーディションを探す際には、エリアを限定せず、オンラインレッスンにも目を向けましょう。既存のオンラインスクールで雇ってもらうことができます。また、自分でオンラインスクールを開設することも可能です。あきらめずにヨガインストラクターを目指してくださいね。
もし、直接声をかけてもらえれば何かアドバイスできることがあるかもしれません。無料カウンセリングを実施しているので、希望する方は以下のリンクからご予約ください。
それでは本編はこれで以上となります。
最後までご覧いただき、誠にありがとうございました。
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